2008年11月16日
コンテンツ番号2641
天井の梁に古民家再生材を利用
(2008.11.16)
建設工事が進められていた川井交流センターの竣工祝賀会が11月16日、同センターで行われ、地区住民らが完成を喜び合いました。
同センターは、地域の林業振興を目的とした国庫補助事業「秋田の木・利用推進木造公共施設等整備事業」を導入して建設したものです。
竣工祝賀会には、地元川井自治会の住民ら関係者約100人が出席。
はじめに佐藤吉男川井自治会長が「私たちが待ち望んでいた、立派な交流センターが建設されました。これからは、昔からの伝統文化の一つである奴踊りや駒踊りを次世代の若者へ伝承の場として、また、地域住民誰もが気軽に利用でき、情報交換や様々な活動の場としておおいに活用していきたい」とあいさつ。
つづいて、来賓の岸部市長が「完成おめでとうございます。交流センターは、外装も内装もたくさん木材を利用し、天井の梁には古民家再生材を利用したり、全館バリアフリー設計など、他には無いような造りで、多くのモデルになるような施設だと思います。皆さん、このすばらしい施設を存分に活用し利用してください」と祝辞を述べました。
式典後は、祝賀会が開かれ、自治会活動の拠点施設完成を喜び合いました。
施設は、木造平屋建で延べ床面積308.70。70帖のイベントホールのほか、会議室が3室、調理器具を備えた実習室などを備えます。玄関からイベントホール入口の天井の梁(はり)には、古民家再生材を利用するなど、秋田杉の優しさや温もりを表現した施設です。また、玄関の車いす用スロープをはじめ、全館段差の無いバリアフリー設計です。
総事業費は5、701万円。半分は国の補助、残りを起債(過疎債)と地元からの寄付でまかなわれました。