2008年11月23日
コンテンツ番号2630
気迫十分に鍛錬の成果を発揮
(2008.11.23)
秋田県剣道連盟(長谷部誠会長)が主催する大館北秋地区剣道段位認定審査会が11月23日(日)、鷹巣体育館で開かれ、93人の剣士が初段から5段までの昇段試験に臨みました。
認定審査規定では、初段受験資格は1級受有者で中学2年生以上、2段は初段取得後2年、3段は2段取得後3年の受審年限が必要とされており、より上位の段位ほど修練の年限を積むことを要する仕組みとなっています。
審査では、竹刀を使った実技、木刀を用いる「形」、学科試験がそれぞれ行われ、同時に合格位置に達してはじめて段位を取得できます。
秋田県で段位認定審査会が実施されるのは9地区。この日行われた大館北秋会場には合川中学校や鷹巣中学校、鷹巣高校など市内の中学校、高校からも多くの剣道部員が参加しました。また、大館北秋会場は、県内3カ所が指定されている4・5段審査会場の一つにもなっていることから、全県から3・4段の受審者も参加しました。
開始式では、小松誠審査員長が、「一本になる条件は充実した気勢と適正な姿勢が重要な要素。剣が当たった、当たらないは結果であり、技の良し悪しとは別。また、形では相手から目をそらさないことが大切」などと心構えと審査のポイントを説明。この後、3カ所に分かれて審査が始まりました。
最初に行われた対戦形式での実技試験では、防具を付け竹刀を携えた各段位の受審者が、蹲踞(そんきょ)の姿勢から「始め」の号令で立ちあがると、高い声を出して気迫を集中させながら審査に臨んでいました。