2019年07月06日
コンテンツ番号3142
チェンソーを使った豪快かつ繊細な芸術作品
(2019年7月6日)
第12回東北チェンソーアート競技大会が、7月6日(土)、7日(日)に県立北欧の杜公園で開催され、13人の選手が大小のチェンソーを使って秋田杉の丸太から様々な芸術作品を削り出しました。
チェンソーアートは、木を切るチェンソー(動力式ノコギリ)を駆使して、丸太を動物や人物など様々な形に彫刻するもの。迫力あるチェンソーのごう音とともに、1本の丸太から芸術的な彫刻作品が削り出される様子は、ダイナミックでとても繊細です。そのカーバーのパフォーマンスは見る者を圧倒し、その表現力の豊かさに魅了されます。
本大会は、全国植樹祭の開催を記念して始められ、今年で12回目。地元北秋田市のほか、青森県や山形県、遠くは山梨県や石川県、岐阜県から13人のカーバーが参加しました。高さ2メートル、末口約50センチの秋田杉の丸太を2日間にわたり9時間で作品に仕上げます。初日のこの日は、午前9時30分から競技が始まり、午後1時から開会式を行ったあと、競技を再開しました。
開会式では、東北チェンソーアート競技大会実行委員会の福森卓会長が「大会も12回目を迎え、青空と緑のきれいな北欧の杜で開催できることをうれしく思う。明日の競技終了まで、体に気を付けて頑張ってほしい」などとあいさつ。
続いて、開催地を代表して津谷市長が「このイベントを通じて、地域の方々がチェンソーアートの魅力に引き込まれている。明日はこの会場で水と緑の森林祭が行われるため、たくさんの方々に皆さんの作品の魅力を発揮してもらいたい。多くの方々がチェンソーアートと触れ合える楽しい大会にしてもらいたい」などと選手を歓迎しました。
このあと、本大会の競技が再開され、カーバーたちは、様々な大きさのチェンソーを使い分け、「剣士」や「麒麟」など、各自が設定したテーマに沿って、豪快に丸太を切ったり、繊細な模様を刻んだりして、自分の思い描く作品づくりに挑戦していました。
会場には多くの観客が詰め掛け、時間が経つにつれ、巧みな技術で作品に仕上がっていく様子を興味深く見入ったり、カメラに収めたりして楽しんでいました。
なお、大会で制作された作品は、一般審査と来場者による投票などで審査されたあと、オークションによって販売されました。
順位 | 氏名 | 作品名 | 点数 |
---|---|---|---|
優勝 | 栗田宏武 (千葉県市原市) |
さあ、行こう! | 150点 |
準優勝 | 蘭二朗 (神奈川県山北町) |
アラビアンナイト | 141点 |
3位 | 杉山徹 (青森県十和田市) |
秋田竿灯ドッコイショドッコイショ | 140点 |
順位 | 氏名 | 作品名 | 票数 |
---|---|---|---|
優勝 | 吉広貴明 (神奈川県横浜市) |
おめで鯛~ | 46票 |
準優勝 | 栗田宏武 (千葉県市原市) |
さあ、行こう! | 35票 |
3位 | 杉山徹 (青森県十和田市) |
秋田竿灯ドッコイショドッコイショ | 31票 |
名前 | 作品名 |
---|---|
丹羽哲士 (岐阜県関市) |
ソングコング |