2008年10月07日
コンテンツ番号2598
広域観光情報発信の拡充を確認
(2008.10.7)
秋田岩手広域地域連携観光交流推進協議会(会長=石黒直次仙北市長)の平成20年度総会が10月7日(火)、四季美館で開かれ、北秋田市、仙北市、雫石町につながる観光資源を活用した観光振興に向け、いっそうの連携強化と情報発信の拡充を進めることを確認しました。
総会では、石黒会長が「災害やガソリンの高騰などによって観光事業が厳しい状況にあるが、これらを克服して誘客を進め、地域振興に役立つ協議を深めたい。内陸線は存続の方向で具体的な検討を進めている。それぞれがもてる力を十分に発揮しながら頑張っていきたい」とあいさつ。
また、北秋田市の畠山勇悦総務部長が「国でも観光立国基本法を制定して観光に重点を置き環境が変わってきている。それぞれ有する歴史、文化遺産や自然を活かしながらさらに連携を強化していきたい」と今後の取り組みについて意欲を伝えました。
続いて来賓の東北地方整備局秋田河川国道事務所の佐藤寿昭副所長が、「昨年の水害や地震によって損壊した道路などの復旧を進めている。観光事業への影響は大きいが、国でも観光庁を設置して海外からの誘客など受け入れ環境の整備を進めている。当地域でもいっそうの連携強化によって観光事業の再生と振興に努めていただきたい」と期待しました。
秋田岩手広域地域連携観光交流推進協議会は、平成16年に、国土交通省の観光交流空間モデル事業の選定を受けて北秋田市、仙北市、岩手県の雫石町はじめ、各地域の観光団体、NPO団体、交通事業者、旅行会社などが構成団体となって設立されました団体です。
協議会では、これまで、広域観光基本構想の策定や首都圏での観光物産市の開催、研修などの事業を実施し、広域観光のPRを進めてきました。 国土交通省の指定は平成19年度で終了しましたが、引き続き連携が必要とのことから協議会を継続することにしたものです。
総会では、平成19年度に観光フォーラムなどを開催した事業報告と決算が承認され、情報発信の強化などをめざす平成20年度の事業計画と予算を決定しました。
決定された事業計画は次の通り
- 目的地への移動案内に重点を置いた観光リーフレットの作成
- ホームページや女性部会員によるブログの充実
- 観光に関する優秀作品を集めた写真展の開催
- 観光キャラバン・キャンペーンの実施
- 各観光施設の相互理解を深める研修の実施
- 国土交通省の「まちナビ」事業によるGPSと携帯電話を活用した情報提供システムの構築