2008年10月12日
コンテンツ番号2590
「水と緑のふるさと秋田」を宣言
(2008.10.12)
第59回全国植樹祭の開催を記念する「水と緑の森林祭」の記念式典が10月12日(日)、県立北欧の杜公園で行われ、寺田県知事が全国植樹祭での協力者・団体を表彰したほか、参加者とともに、「水と緑のふるさと秋田宣言」でさらなる森づくりの県民運動を展開することを誓いました。
森林祭は、天皇皇后両陛下ご臨席のもと、北欧の杜公園で全国植樹祭が開催されたことを記念するとともに、今後も水と緑の県民運動を展開するため森づくりや環境保護への理解を深めるために10日から13日までの日程で開かれています。
お野立所前で行われた記念式典には寺田知事ほか県及び県議会関係者、岸部市長、庄司憲三郎副議長など市の関係者、全国植樹祭での協力者・団体が出席。客席には市民ら約300人が訪れ、男鹿市の郷土芸能グループ「なまはげ郷神楽」の太鼓演奏で開幕しました。
はじめに寺田県知事が、「全国植樹祭では、前日の14日に宮城岩手内陸地震が発生し、開催の判断を含め大きな試練となった。しかし、結果的に開催でき、成功裡に終えられたことは皆さんの熱意の賜物。あらためてお礼申し上げたい。県では、秋田県を日本で一番の水と緑の県にしようと、省エネはもちろん、ソーラーや地熱発電など新エネルギーの導入ほか、エネルギーを使わないシステムなども作ろうと取り組んでいる。一番大切なことは生態系を守ること。地球環境を守るために一層努力したいので、ぜひ協力を」と出席者に呼びかけました。
この後、全国植樹祭の開催にあたり、準備段階での会場周辺整備や当日の式典などで協力した学校、運営協力の北秋田市、県緑化推進委員会、式典アトラクション出演者、報道広報協力者などの代表に寺田知事から表彰状が贈られ、また、この日のアトラクションに出演する子どもたちから、寺田知事ほか関係者に、全国植樹祭で天皇皇后両陛下がお手植されたブナ、トチ、秋田スギなど6種類の樹木の苗木がリレーされました。
続いて、大館市の女性ボランティア『のぎくの会』代表・丸谷千鶴子さんが、『水と緑のふるさと秋田宣言』を読み上げ、「私たちは、広葉樹や秋田スギの植樹などを通じて、生態系に配慮した水と緑を育む多様な森づくりを進めます」などと、宣言しました。
式典の後のステージプログラムでは、能代市のたなはしあゆこバレースクールの子どもたちやダンサーが、かわいい踊りと華麗なダンスで観客を楽しませました。また、プログラム終了後は、一般参加者も含め植樹会場に移動、ミズナラやヤマモミジなどの広葉樹を植樹しました。植樹は期間中、11種1500本が植えられることになっています。
式典が行われたメイン会場では、北秋田市青年部・女性部、JA鷹巣町やAコープあいかわの食堂や直売所などの売店やクラフトづくりコーナーや100キロチャレンジマラソンの紹介コーナーなど多彩な展示が設けられたほか、中央駐車場ではチェンソーアートの東北大会なども開かれ、訪れた人々は秋晴れの一日を広大な公園を散策しながら楽しんでいました。
なお、明日13日(月)は、お野立所のステージで『超神ジオンショー(11:00〜14:30〜)』や映画「釣りキチ三平」の制作関係者によるスペシャルトーク、パークセンターでは、『水と緑の景観フォーラム(講演とパネルディスカッション)』が行われます。→詳細はこちら