2008年09月01日
コンテンツ番号2555
さまざまな話題で意見交換
(2008.9.1)
森吉地区の移動行政懇話会が、9月1日、森吉コミュニティセンターで行われ、市民約40人が出席し意見交換などが行われました。
はじめに、岸部市長が「この1年間は色々なことがあった。9.17災害ではご心配やご不便をお掛けしたが、作付けに間に合わせ圃場復旧を行うことができた。また、国体・植樹祭は皆さんのご協力を得て成功させることができ、感謝している。今日は機構改革を主とした説明になるが、皆さんのご要望を聞き市政に生かしていきたい」とあいさつ。
その後、市の担当者から機構改革、前田出張所の移転、ふるさと納税、家庭用火災報知機の設置について説明があり、意見交換が行われました。
意見交換の主な内容は次のとおりです。
意見・要望とそれについての回答
昨年の懇話会で市の積立金が2・3年でなくなってしまうと説明があったが、現在の状況は。
平成19年度末の残高は、市の財政調整基金が約6億6600万円、減債基金が約7800万円である。今年度は当初予算を基金を取り崩さず編成したが、6月補正・9月補正を経ると財政調整基金が6億2500万円程度となる見通しである。できるだけ減らさないように運営していきたい。ちなみに、目的基金を含む市の基金の総額は19年度末で約45億7000万となっている。
市の広報紙は、財政も逼迫しているのだし、月に2回の発行は多い。緊急の場合は臨時号の発行でも良いと思うので検討して欲しい。
現在の月2回の発行については監査委員から指摘も受けている。市としては皆さんに情報をいち早く伝達する方法として一番身近なものだと考えているが、検討課題とする。
自治会要望を3回出したが、先の2回は回答がなかった。要望を出したら回答をいただきたい。
自治会要望をいただいた場合、現在は総務課で受付→所管課へ伝達→総務課で取りまとめ自治会へ回答、という形をとっている。今後もそのように取り扱うのでよろしくお願いしたい。
2年ほど前に街灯の調査があったが、その後どうなっているのか。
平成19年3月に各自治会の街灯の現状を把握するためアンケート調査を実施し、185の自治会から回答をいただいた。現在はアンケートの情報や既存台帳の整理を行っている。今後、検討委員会を設置し協議していきたい。
火災警報器の補助は自治会の世帯全てが揃って申請しないと対象にならないか。
全世帯揃っての申請が望ましいが、そうでなくても補助対象となる。準備の整った世帯が集まったら順次申請し、限りなく設置率を100%に近づけて欲しい。
内陸線に乗車したところ、沿線の駅舎はきれいに整備されていると感じた反面、利用者が多い米内沢駅の駅舎が老朽化し周辺も荒廃しているのが目についた。住民の手でお客さんを迎え入れる準備や心構え、努力ができないものか。
米内沢駅の荒廃について話があったが、地元自治会では全国植樹祭やお盆の1週間前に50名が参加し草刈等のボランティアを行った。この他に個人的にボランティアをしている人もいる。駅舎の老朽化や周辺環境の整備など自治会では解決できない問題もあるが、決して投げやりにしている訳ではない。
内陸線の駅はほとんどが地区ボランティアの手で維持管理されている。米内沢駅の整備については会社にも話をし何らかの取り組みをしたい。また、皆さんに出来ることがあったらどんなことでも良いので教えていただきたい。
自治会館が老朽化したため、数年前から市に建築の相談をしているがどうなっているか。
自治会館の建設に木材公共の補助事業を活用したいという自治会が複数あり、順番待ちとなっているのが現状である。
機構改革により中央公民館の主管が生涯学習課になるようだが、森吉公民館はどのように変わるか。また、各公民館の使用料を機構改革に併せて統一できないか。
森吉公民館をはじめ各公民館の主管が生涯学習課になるが、現行どおりと考えていただいて良い。使用料については、公民館の運営審議会に指摘事項をお伝えする。
阿仁スキー場に関する市の方針は。
8月12日に行われた市議会の全員協議会で継続したいと提案し、その中で市の負担や経費についても説明した。市としては何らかの形で営業できないか県や関係機関と協議を進めたいと考えている。
前田出張所がクゥインス森吉へ移転すると説明があったが、移転後、現在の建物はどのようになるか。
現在の建物には前田出張所と森吉町土地改良区が入っているが、土地改良区も米内沢への移転を検討している。敷地が個人借地であるため、移転後は更地にして個人へ返すことになる。