2008年09月10日
コンテンツ番号2539
市民病院の指定管理などについて大綱質疑
(2008.9.10)
北秋田市議会9月定例会が、9月10日開会しました。第1日目は、会期を9月26日までの17日間と決めた後、平成20年度各会計補正予算案、条例案、19年度各会計決算など51件の議案が上程され、これらの議案について大綱質疑が行われました。
開会に先立ち、岸部市長が発言を求め、「無届で長期間欠勤した職員と遅刻を繰り返しながらタイムカードを改ざんした職員を職務怠慢で懲戒処分した。一層の綱紀粛正に努めたい」と陳謝しました。
また、存続が課題となっている内陸線について、「9日、寺田知事と仙北市の石黒市長と3人で協議し、3年までに乗車人口を60万人にする、赤字幅を2億円に縮める、最終的には赤字を1億5千万円まで抑える、ということで合意した。ちなみに今年度の営業状況は昨年より1万人増え、1千万円の増となっている。5年間を目途として実績を見ながら考えていく。国の支援を受けるためにただちに秋田内陸公共交通連携協議会を設置し連携計画をつくることにした」と報告しました。
大綱質疑では、国民健康保険特別会計について「予備費充当されている予算は基金に積み立てるべきではないか」、市民病院について、「指定を審査するにあたって業務計画書や収支計画書の書類が不備であり議案として瑕疵はないか」などと質問が出されました。
市長ほか当局は、「他の会計と整合性をとるため。後期高齢医療制度に移行することもあり今後調整していく」「市民病院は当初から厚生連に委託することで協議を進めてきた。業務計画や収支計画は、医師の確保とか医療機器の整備、高度医療の単価、医療費の動向等不確定要素が多く、指定後具体的に詰めていくことにしている」「指定期間を30年とするのは、安定した医療体制を維持していくため」「議案は形式的に瑕疵はない」などと答弁しました。
また、決算については▽特別会計の繰上充用と宅地の評価について▽公債費比率と財政の見通しについて▽職員の削減と市民サービスについて、それぞれ代表監査委員の感想を問われ、仲谷茂明監査委員は、「繰上充用は好ましくない。事業の精査、未収金の回収などによって予算の節減に努めてもらいたい。電算の活用で事務の効率化を期待できる。職員の連携でサービスの維持に努めてもらいたい」などと回答しました。
この後、提出された議案等が各常任委員会と決算特別委員会に付託され初日の日程を終えました。