2008年09月21日
コンテンツ番号2517
交通事故の撲滅に向け運動の推進を確認
(2008.9.21)
「秋の全国交通運動」総決起集会が、9月21日、市役所本庁舎と森吉支所前で開かれ、交通事故の撲滅に向けた運動の推進を確認しました。
市役所前での集会には市交通対策協議会、鷹巣地区交通安全安全協会など9団体約10人、森吉支所前での集会には合川地区、森吉地区、阿仁地区と上小阿仁村の阿仁部交通安全協会や交通安全母の会、森吉地区安全運転管理者協会、交通指導隊員、一般の市民など約150人が参集しました。
このうち森吉支所前で行われた阿仁部決起集会では、交通安全に功労があった伊東雅晴さんら4人の方々に表彰状と記念品が伝達された後、阿仁部交通安全協会の佐藤登会長があいさつに立ち「全国的に交通事故は減少しつつあるとはいえ根絶にいたっていないのが現状。大きな目標として高齢者の事故防止、飲酒運転の撲滅、車の全席のシートベルト着用、夕方や夜間の歩行者の事故防止、運転中の携帯電話の使用禁止などがあげられるが、一人一人の意識と地域を上げての努力が必要」と運動の推進を強調しました。
続いて森吉地区安全運転管理者協会の北林一成会長が、「交通事故は減少し、今年は死亡事故ゼロが続いています。引き続き無事故無違反運動を強化しましょう」と協力を呼びかけ、北秋田警察署の戸松好造署長が「阿仁部の交通死亡事故がゼロとなっていることは、地域に根ざした運動の成果で協力に感謝申し上げる。9月28日には100キロマラソンが行われるが、選手やボランティアの皆さんに事故がないように交通安全の支援、協力を。またこれからもいっそうの運動の推進を」と呼びかけました。
佐藤修助副市長は、「交通安全運動の協力に感謝申し上げる。昭和輪45年の交通安全基本法ができた頃は交通事故による死亡者が1万6千人ほどだったのが現在は5千7百人ほどに減少してきた。これも全国的な運動の成果。不断の努力が交通事故をゼロにできると思うので、引き続き交通安全運動を進めてほしい」と激励しました。
最後に上小阿仁村交通安全母の会の武石悦子副会長が「依然として交通事故によって若者や高齢者の人命が失われている。一人一人が交通ルールを遵守し、思いやりの心をもって行動することが大切。秋田県警の“交通ルネサンス秋田2008運動”に呼応し、交通事故撲滅に努める」などと交通安全宣言を読み上げ運動を推進する決意を表明しました。
安全宣言では、次の項目を大きな取り組みの目標としています。
- 家庭で交通安全についての話し合いを進め、家族一人一人が真剣に交通安全について考え、安全意識の高揚を図る
- 子供とお年寄りが外出するときは交通安全の一声をかける
- 飲酒運転を徹底追放するため、家庭、職場、地域で飲酒運転の危険性や事故の重大性について話し合い、「飲酒運転は絶対しない、させない」撲滅運動を強力に推進する
- 車に乗った時はシートベルトを着用し、一緒に乗った運転席、後部座席の人にも装着を促す。子供にはチャイルドシートを正しく着用させ、かけかえがいのない命を守る
集会の後、北秋田市交通指導隊の成田和吉副隊長の出動報告によってパトロールカーや各地区の交通指導車が連なって街頭指導パレードに出発しました。
表彰者は次の通りです。(敬称略)
表彰者・団体
東北交通栄誉賞
交通安全功労者団体=鷹巣地区交通安全協会第4支部
交通栄誉章緑十字銅賞
- 交通安全功労者=松尾昭治 伊東雅晴
- 優良運転者=村井松悦 鈴木繁 岸田洋
- 優良安全運転管理者=千葉義広 佐藤昌郁