2008年08月14日
コンテンツ番号2464
250人の踊りの輪広がる
(2008.8.14)
踊りは郷土芸能の「鷹巣盆踊り」。かつて鷹巣村の商店主たちが仮装を凝らして奉公人に混じって踊ったことが好評を博したといわれています
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鷹巣祇園太鼓の子どもたちも伴奏の太鼓で熱演しました
鷹巣駅前銀座通り商店街で8月14日(木)、第52回市民盆踊り大会が開かれ、市民や帰省客約250人が伝統の盆踊りで行く夏のひと時を楽しみました。
主催は北秋田市観光協会(藤本忠会長)。市民盆踊り大会は、郷土芸能「鷹巣盆踊り」が前身。慶応年間(1865〜)、鷹巣村の商人らが商売繁盛と豊作を祈願して踊ったのが始まりで、商店主たちが仮装を凝らして奉公人に混じって踊ったのが好評を博し、その後は農村部からも大勢参加するようになったと言われています。
最盛期は明治末期から大正の中ごろといわれ、昭和初期から戦後の20年代までは空白期間が続き、その後復活、商店会や婦人会が主体となって開催され、多いときには5百人以上が参加したといいます。
現在では、14日と15日の2日間、帰省客なども参加し、踊りの輪を広げます。伴奏は昔ながらの「台の坂」。仮装した踊り手も多く参加します。今年も西音馬内盆踊り風の衣装の参加者、わか杉国体や全国植樹祭ののぼり旗の生地を再利用したはんてんを着た踊り手も観衆の目を引いていました。また、市内の縫製工場などで働く中国人研修生も多くが参加し、日本の文化を満喫していました。
各商店から寄付された盛りだくさんの賞品の抽選会も楽しみの一つ。この日も100以上の商品が提供され、当選番号が読み上げられるたびに参加者は一喜一憂していました。大会は15日も行われます。
第59回全国植樹祭ののぼり旗の生地を再利用したはんてんを着て踊る女性たち
西馬音内盆踊り風の踊り手