2008年08月24日
コンテンツ番号2417
学業向上の大灯篭が練り歩く
(2008.8.24)
米内沢・菅原神社の祭典「轟山」(ヤマヤマ)」が8月24日(日)行われ、子どもたちが元気なかけ声とともに灯篭をひいて町内を練り歩きました。
このお祭りの起源は定かではありませんが、文献によれば明治時代には、すでに行われていて、当時は「若勢入り」と称して大人への通過儀式の一つでした。明治に入って戦前までは15歳の氏子らが対象となり、現在では、中学校の3年生がこの祭りをすべて担当します。
この日は町中から集まった子どもたちが、囃子と中学生の合図とともに「ワッショイ ワッショイ」と元気なかけ声をかけながら学業向上と大書された灯篭をひいて町内を巡行、灯篭の最上段にも実行委員が登り、灯篭が電線にさわらないよう棒で避けながら真剣に誘導していました。
町に響く囃子と子供たちの声に誘われて町のひとたちも沿道に出て応援していました。
巡行に先立ち、実行委員の中学生たちは、「志望校に合格する」「夢に向かって突っ走る」「しっかり目標をもって頑張る」「勉強がんばる」などと筆で大書したそれぞれの決意を神社の前に掲げ学業向上と念願成就を神妙に祈願していました。
巡行の後子どもたちは神社の境内に集まり、中学生のお兄さんたちから大きな袋のお土産をもらって「ありがとうございました」と元気にお礼を言い袋の中をのぞきながらはしゃいでいました。