2008年08月27日
コンテンツ番号2398
増沢工区など早期整備に向けて一層の取り組みを
(2008.8.27)
平成20年度県道二ツ井森吉線改良促進期成同盟会(会長:岸部陞北秋田市長)の総会が8月27日(木)、北秋田市内のホテルで開かれ、19年度事業報告、収支決算を承認したほか、同路線増沢側の早期着手・整備に向けた関係機関への要望運動などを内容とする事業計画、予算などを決議しました。
同路線は、能代市二ツ井小繋の国道7号線から分岐し、合川地区を通って北秋田市米内沢字中島地内で国道285号線とつながる総延長15.6kmの主要地方道。通学や地域間交流など生活路線として利用されているほか、「北緯40°シーズナルリゾートあきた」への観光ルートとして重要な路線です。
これまで、能代市側では、たたらトンネル(延長489メートル)の改修などにより整備が進んでいますが、北秋田地内では、合川・増沢集落内を通る区間など狭あいな部分も多く、増沢バイパスの建設や老朽化した高長橋の架け替えなどが懸案事項になっていました。
総会には、副会長の齊藤滋宣能代市長、顧問の近藤健一郎、武田英文県議会議員、会員の吉岡興北秋田市議会議長、藤原良範能代市議会議長、関係6集落の代表など約20人が出席しました。
この日は岸部市長が欠席したため、はじめに副会長の齊藤能代市長が、「増沢バイパス、高長橋の架け替えは地域住民の悲願。整備が早期に進むことを願う」などとする岸部市長のメッセージを代読。また、「道路財源を取り巻く環境は不透明だが、道路は、地方に住むものにとっては欠かすことのできないインフラ。地域住民の要望を受け止め、必要性を訴えていきましょう」とあいさつ。
近藤健一郎議員の祝辞の後、北秋田地域振興局の藤田了次局長が祝辞の中で、同路線は今後アクセス道路としても重要になることから、管内の重点事項として整備を進めている。平成20年度、地域内交通ネットワーク整備として増沢工区2.0kmが認められており、一日も早い完成が待たれる」と述べました。
また、路線を所管する同地域振興局建設部の小田修部長から、「高長橋を含む増沢工区は19年度事業で採択された。昨年9月の豪雨災害で阿仁川の川幅や堤防の高さなどが変わったことから、詳細設計の見直しが必要となった。そのための用地測量や境界立会いなどで協力願いたい。高長橋、工区全体とも5カ年で完成させたい」などと説明とお願いがありました。
議事では、19年度事業報告及び収支決算を承認したほか、県その他関係機関への要望などを内容とする平成20年度事業計画及び予算を満場一致で決議しました。
現在顧問には、北秋田市選出の能代市山本郡選出の武田英文議員と近藤健一郎県議会議員の2人が就任していますが、津谷永光議員(北秋田市)と能登祐一及び中田潤議員(能代市)の3人を加えることを承認しました。
なお同路線では、9月中旬から12月末日にかけて「たたらトンネル」の補修工事のため通行規制(迂回)が行われますのでご協力をお願いします。お問い合わせは山本地域振興局まで(TEL:0186-52-6109)