2008年08月28日
コンテンツ番号2385
戦没者の御霊に祈り捧げる
(2008.8.28)
北秋田市戦没者追悼式が8月28日(木)、市文化会館で開かれ、参列した遺族、関係者が黙とうと献花などで戦没者の死を悼むとともに、真の平和を願いました。
追悼式は昨年まで各地区の遺族会ごとに開かれていましたが、6月20日、北秋田市遺族連合会(山内清種会長)が発足、統一した式典となったものです。遺族会の平成20年1月現在の会員数は4地区合計で833人(鷹巣地区313人、合川・森吉地区各183人、阿仁地区154人)。
式には、4地区の遺族230人ほか、岸部市長、吉岡議長、津谷永光、近藤健一郎県議会議員、藤田了次北秋田地域振興局長、高坂祐司市社会福祉協議会長など関係者合わせて約300人が参列しました。
君が代斉唱、戦没者への黙とうの後、はじめに岸部市長が、「先の大戦が終わりを告げてから63年の歳月が過ぎ去った。今日の繁栄と平和な生活はあの悲惨な歴史を教訓として培われたものであることを忘れることはできない。市政もまた御霊の厚い加護の元、着実に発展している。世界の恒久平和と人々の幸福を願いつつ、一層努力することを誓う」などと式辞を述べました。
続いて、県知事代理の藤田了次北秋田地域振興局長、吉岡興市議会議長が式辞。
また遺族連合会の山内会長は、「国民の七割が戦後生まれとなり、戦争の記憶が風化しているが、今日の平和と繁栄の礎は多数の戦没者の犠牲の上にあることを忘れてはならない。世界では今でも民族紛争やテロなどで戦火が消えることはないが、真の平和を願いつつ、戦没者の御霊のやすらかな眠りを祈念する」と追悼のことばを述べました。
この後、岸部市長、遺族代表らがステージ中央の菊の花で飾られた祭壇に献花するとともに、客席の遺族らもホール内の献花台に献花し、手を合わせて祈りを捧げました。