2008年08月29日
コンテンツ番号2373
ピアノの調べに惹きこまれ
(2008.8.29)
第81回浜辺の歌音楽館演奏会「中島剛ピアノコンサート」が8月29日、浜辺の歌音楽館で開催され、約80人の聴衆客を前にピアノで美しい音色を奏でました。
中島さんは6才よりピアノを始め、東邦音楽大学を主席で卒業。その後、ハンガリー国立リスト音楽院に学びました。1999年のデビュー後は、全編をリストの楽曲で構成した演奏ツアー開催や、ライナー・キュッヘル、ジョン・健・ヌッツォ、MASAKIといった音楽家と共演するなど多方面で才能を発揮しています。
現在はウィーンから日本に拠点を移し、日本全国で演奏活動を展開。長年取り組んできた中島さんのリストは世界各国で高い評価を得ており、今後ますます活躍が期待される注目のピアニストです。
コンサートでは、ショパンの「ノクターン嬰ハ短調遺作」やドビュッシー「月の光」、リスト「ラ・カンパネラ」、バッハ・ブゾーニ「シャコンヌ」といった名曲に加え、中島さんのオリジナル曲「サマースケッチ」、この日が初演となった「海〜あの静かな砂浜へ〜」など全11曲が演奏されました。
音楽館に訪れた聴衆客は、中島さんの繊細かつ情熱的な演奏に惹きこまれ、最後の曲が演奏された後も名残を惜しむようにいつまでも拍手を送っていました。