2008年07月02日
コンテンツ番号2368
綴子神社祭典「出陣行列」の切り絵作品を寄贈
(2008.7.2)
本市綴子の「大太鼓の館(館長:斎藤彦志商工観光課長)」に7月2日(水)、綴子神社例大祭での出陣行列を描いた切り絵の大作が寄贈されました。
寄贈したのは、阿仁前田出身で大館市東台の元小学校教諭、庄司時二さん(68)。3年ほど前から趣味として切り絵を始め、題材として地域の伝統行事に注目し、これまで大館市の冬の風物詩・アメッコ市にちなんだ作品などを手がけてきました。
昨年7月には、15日の例大祭本祭りで撮影した写真や大太鼓の館館内に展示してある絵などを参考に今年2月から制作を開始、約2ヶ月半の間創作に取り組みました。
例大祭では、上町(うえまち)集落と下町(したまち)集落がそれぞれ徳川方、豊臣方に分かれて1年交代で奉納行事を担当します。出陣行列は、綴子神社までの道のりを、大太鼓とともに奴袴姿の露払太夫、裃(かみしも)姿の武士、槍や棒、団旗、豊年旗などを持った奴、装束をまとった獅子などの隊列が集落内を練り歩く奉納の先触れとなる行事。
完成した作品は、隊列を組む総勢80人ほどの人物や太鼓を色紙や和紙を使って色鮮やかに表現したもので、1枚の大きさが40cm×1mの5枚1組で、並べると長さ5m以上にもなる大作です。
同施設で行われた贈呈式で庄司さんは、「人物の手や足の動き、表情などに気をつけた。祭りの華やかさが表現でき、満足している」と話し、作品を佐藤修助副市長に手渡しました。また佐藤副市長は、「大太鼓の館は森吉山と同様市の観光の中心で、施設のPRにもなりたいへんありがたい。14・15日には綴子神社の祭典があり、多くの人たちに切り絵を見てほしい」とお礼を述べました。
作品は、施設受付カウンターの上部に展示され、来場者を迎えます。
なお、綴子神社例大祭を音と映像で紹介する「体感ゾーン」では、最新の奉納行事にリニューアルした映像が2日から上映されています。