2008年07月06日
コンテンツ番号2348
炎天下、有事に備えきびきびと訓練に臨む
(2008.7.6)
北秋田市消防団(吉田嘉隆団長)の平成20年訓練大会が7月6日(日)、市内の河川敷などで開かれ、鷹巣、合川2支団の各分団がポンプ操法などで日頃の訓練の成果を競いました。
訓練は、団員の規律ある行動と安全で的確、迅速な消防技術の習熟と士気の高揚を図り、消防防災体制の充実強化と災害に強いまちづくりを推進することを目的に年に一度各支団ごとに開催されています。
このうち米代川河川敷で行われた鷹巣支団の大会には、10分団から246人及び婦人消防隊39人が参加しました。午前8時からの開会式では、はじめに市総務部の畠山勇悦部長が「多忙な中、平素からの献身的な取り組みに感謝申し上げる。昨年度の水害では被害が甚大だったが、皆さんの活動により最小限に食い止めることができた。今後も、旺盛な意欲と節度のある規律で市民の安全安心を守っていただくよう期待する」とあいさつ。
また吉田消防団長が、「訓練での成績も大事だが、基本に忠実であることを心がけてほしい。有事の際には基本が最も大切。住民から信頼を得られるよう訓練に臨んで」と訓示しました。
訓練は、自動車ポンプ操法、小型ポンプ操法、規律訓練の3部門で行われました。各部門とも、県消防訓練要領や礼式により決められた操法と動作を、迅速かつ的確に行うもので、出場した各団員は、審査員や他チームの団員が見守る中、炎天下にもかかわらずきびきびと手順をこなし、活気あふれる訓練となりました。
また婦人消防隊は、米を袋に入れて釜で煮る非常食の炊き出し訓練なども行い、有事に備えていました。
各支団の大会終了後は、6月29日に実施された阿仁支団、13日に予定されている森吉支団を含め、4支団からそれぞれ1分団が20日(日)に合川地区で開催される大館北秋田地区の消防訓練大会に代表として出場することになっています。
なお北秋田市及び消防本部では消防団員を募集しています。団員は、消防本部の職員同様、権限と責任を有する非常勤の地方公務員。活動内容は、消火活動はもちろん、 地震や風水害など大規模災害の際の救助・救出にあたるなど地域に貢献できる仕事です。
18歳以上の市民であればどなたでも団員になれます。関心のある方は、市消防本部(TEL:62-1119)までお問い合わせください。