2008年07月12日
コンテンツ番号2308
音と光のショーに大歓声
(2008.7.12)
秋田県内では最も早い時期に開催される恒例の「第17回米代川花火大会(藤本忠実行委員長)」が7月12日(土)、米代川河川公園を会場に開催され、約2万5千人の見物客が夜空にきらめく光の宴を楽しみました。
大会は、昭和の合併以前に旧鷹巣町で開かれていた花火大会を鷹巣町観光協会(現北秋田市観光協会)が平成3年、鷹巣中央公園桜まつりのメインイベントとして36年ぶりに復活させ、その後会場を米代川河川敷に移して開催されています。当初は6月に開かれていましたが、大館能代空港が開港した平成10年からは開港日の7月18日を記念し、この時期に開催されています。
最近では打ち上げられる花火の数も増え、県内では大曲、能代の花火大会に次ぐ規模となっています。今年は約3千発が打ち上げられました。
主催は市観光協会、商工会、北秋田市などで作る実行委員会。昨年の大会では、運営上の事情から開催が一時危ぶまれましたが、市民有志が実行委員会を結成、短期間で精力的に活動を展開し、町内会や企業、各団体など多くの協賛を得て開催にこぎつけた経緯があります。
この日は前日の雨でお天気が心配されたものの、夜半過ぎには雨も上がり穏やかな花火日和となりました。会場には明るいうちから家族連れなどが続々と訪れ、観覧席となった河川公園のグラウンドや堤防の周囲も開会セレモニーの始まった午後7時過ぎには見物客で埋まりました。
会場には多くの露店も出店。また観覧席では、家族連れやグループが持ち込んだ料理などを広げてくつろぎながら打ち上げを待ちました。
開会セレモニーでは、藤本実行委員長が「今年もこうして開催できたのは市民をはじめ大会を待ち望んでいる多くの方々の思いと協力があったからこそ。これからも長く継続できるよう努めたい。今日は最後まで楽しんで」などと歓迎のあいさつ。
岸部市長、津谷県議会議員、吉岡市議会議長、伊藤公夫市商工会長のあいさつの後、まだ日没後の明るさがうっすらと残る中「開幕の花束」と題し、色とりどりの連発花火が夜空を焦がすスターマインで口火が切られました。
この後、4号から10号の割物花火、華やかなスターマインなどが次々と打ち上げられ、漆黒の夜空を華やかに彩りました。また子どもたちは、猫の顔や宝石、ハートの形に開く花火など趣向を凝らした創作花火に歓声を上げていました。
また、綴子・高野尻地区の有志で作る「高野尻万灯火(まとび)会」が今年も万灯火を使った仕掛けで協力。今年は「田・畑 土森水は宝」と浮かび上がった火文字の前を、「みんなで守ろう」と火文字で描かれた内陸線が動くというもの。市章も添えられるなど鉄筋を使った細かい工作での火文字の演出に会場から大きな拍手が送られていました。
フィナーレはは「マジック・イン・ザ・スカイ」と題したナイヤガラ付の超特大スターマイン。会場全体を明るく浮かびあがらせるほどの色とりどりの連射花火がダイナミックに夜空を焦がし、会場からは拍手と歓声が沸き起こっていました。