2008年07月17日
コンテンツ番号2270
親水空間「水辺の楽校(がっこう)」がリニューアル開校
(2008.7.17)
『「水辺の楽校」のリニューアル開校式』動画をダウンロード01/02
昨年9月の洪水の影響で使用できなくなっていた栄地内の親水空間「水辺の楽校(がっこう)」の改修工事がこのほど終わり、7月17日(木)、同施設に隣接する鷹巣東小学校児童が、この日の『開校式』で行われた魚のつかみ取り大会を楽しみました。
水辺の楽校は、平成8年に国土交通省の河川環境整備事業「鷹巣町水辺の楽校プロジェクト整備事業」として小学校南側の河川敷に整備されたもので、米代川の水を取り込んだ「せせらぎ水路」や芝生広場、堤防からの階段通路、花だんなどが設けられ、「子供たちが川とふれあいながら体験学習が出来る場」として整備されました。
同施設はこれまで、鷹巣東小児童を中心に、子どもたちによる川や水生生物の学習、毎年行っている親子での筏下りや魚のつかみ取りなどのイベントで活用されてきましたが、平成19年9月の洪水で大量に土砂が流入したため使用が不能になり、国土交通省では6月から1カ月ほどをかけて土砂撤去や防護柵の補修を進めてリニューアルし、この日の開校式となったものです。
特に傷みが激しかった延長50mほどのせせらぎ水路は、自然石を使った護岸、コンクリートを打った水路、防護柵などが設けられ、リニューアル前に比べて格段に補強されました。
開校式には、招待された東小学校の全校児童115人、施設に設置されている花だんの手入れをボランティアで行っている松尾フミさん(79)、児童の保護者、国土交通省能代河川工事事務所鷹巣出張所の吉田久所長ほか担当職員など約150人が出席。
はじめに吉田所長が、リニューアルのいきさつを説明し、「施設を利用して大いに楽しんで。それに水の怖さも知ってほしい。いろいろなことを体験の中で学び、地域みんなのために何かをしてあげられるような大人になって」と子どもたちに呼びかけました。
また東小の成田葉子校長は、「去年の洪水で、川は怖い顔になることも知りました。皆さんは、もうここで遊べないのかな、と思ったかもしれませんが、国土交通省などの皆さんが、こんなに立派な水辺の楽校に変身させてくれました。今日は楽しんでお礼に元気いっぱいな姿を見せましょう」とあいさつ。
この後、工事を担当した石戸谷建設の提供で、仮設のプールと完成したせせらぎ水路にイワナ350匹が放たれると、児童たちは順番に水にはいり、低学年の児童は水着姿で、また体操着姿の高学年児童も水に濡れるのも気にせず大はしゃぎでイワナを追っていました。