2008年07月20日
コンテンツ番号2267
新鮮野菜、鮮魚、格安商品でにぎわい
(2008.7.20)
採れたての野菜などを直売する「軽トラック市」が7月20日(日)、歩行者天国となった鷹巣駅前商店街で開かれ、格安の新鮮野菜などを求める市民らでにぎわいました。地元商店会や商工団体で作る軽トラック市実行委員会(高橋伸幸実行委員長)の主催。
北秋田市では、今年6月にはあけぼの町に相次いで大型店が出店し、既存商店街の活性化が課題になっています。また、市では一昨年、県の「まちの賑わい作り事業」モデル地区に選ばれたことから、鷹巣地区の商業者らが推進委員会を結成、にぎわいのある街なか形成にむけた取り組みを進めてきました。
軽トラック市も、委員会が進めるアクションプランの一つとして計画されていたもので、商工業者、生産者相互の交流を図るとともに、商店街への誘客を目的とした事業です。
実行委員会では岩手県雫石町などでの成功事例を先例に昨年11月、試験的に実施、今年は4回の開催を計画しました。5月18日に第1回目が開かれたほか、この後9月21日と11月2日に開催されることになっています。
午前9時に行われた開会セレモニーでは、岸部市長が「軽トラックという小さな商店が自分の得意な商品を持ち寄ることで、専門店が集まってできている商店街の魅力が高まる。まだ2回目の開催だが、継続して開催・PRし、大勢のお客さんに来てもらえるにぎわいのある街づくりにつなげたい」などといあいさつ。
また市商工会の伊藤公夫(まさお)会長が、「商売の原点は行商。昔は、ちょうど軽トラックの荷台に相当する戸板一枚のスペースで商売をしていた。直接お客さんと対話し、市(いち)を盛り上げてほしい」と期待を寄せました。
今回の市(いち)には大館市からも2事業者が参加、市内からは花や観葉植物を販売した大野岱吉野学園、今年3月に始まった共通ポイントカード「DONDONカード」を導入したポイントカードの会、鮮魚や野菜を売る個人商店など8事業者が出店、道路の中央には、野菜や加工品などの特産物を積み込だ車両がずらりと並びました。
また、フリーマーケットには、市消費者の会(山野内キミ子会長)ほか、民芸品や衣類などを扱う個人など10団体・個人が出店したほか、実行委員会が出品した景品が当たる抽選会、カラオケなどのイベントが行われたほかソーメンも振舞われ、詰め掛けた市民らはにぎやかな市日を楽しんでいました。