2008年07月25日
コンテンツ番号2249
8月、友好交流でハバロフスク市を訪問
(2008.7.25)
岸部市長の7月定例記者会見が7月25日(金)、市役所で開かれ、岸部市長が友好交流のためロシア・ハバロフスク市を8月に訪問することや今後の主な行事日程を説明したほか、経営会社の方針から今季の営業継続が未定となっている阿仁スキー場については、「市直営などの方法を検討したい」との考えを示しました。
ハバロフスク訪問は、1990年(平成2年)に旧合川町が交流を始めて以来友好を続けてきたハバロフスク対外団体友好協会から市長及び議長に対しハバロフスク市への招請があったことに応えたもので、8月4日から8日までの5日間の日程でハバロフスク地方の視察研修を行います。
参加するのは、岸部市長、吉岡興議長及び随行職員1人。訪問には市の日ロ友好協会の会員なども同行することになっています。ハバロフスクでは同市の市長を表敬訪問するほか、農場視察、商工会議所表敬訪問、子どもレクリエーションセンター「オーシャン」視察などを行います。
このほか8月中の主な行事予定として、7日(木)に開催される第22回森吉山麓たなばた火まつりでは昨年9月の豪雨災害での支援者(災害復興ボランティア)を招待し開催すること、内陸線の利用促進策として今年も「内陸線おばけ屋敷」を開催することなどを説明し、「ぜひPRしてほしい」と記者団に協力を求めました。
この後市長は記者からの質問に答え、はじめに今季の阿仁スキー場の営業について説明。同スキー場は、スキー場を経営する米シティグループの子会社「ウインターガーデンリゾーツ」(本社・東京都港区)が、スキー場経営から撤退する意向を示したことから、市では営業継続を要請しているほか、休止となった場合の営業継続が課題となっています。
市長は、阿仁スキー場や森吉山が、▽スキー利用に限らず夏季の高山植物や厳寒期の樹氷など東北でも有数の自然景観でも優れている▽他のスキー場と比べても積雪期が長く、スキー合宿などでの利用促進が期待できる、といったメリットを強調しながら、「現在、リ社と協議を続けているが、仮に撤退の方向性が出された場合でも、観光振興や雇用促進の見地から市直営などの方法を検討したい」と述べ、8月中には議会全員協議会開催を申し入れ、その方針について議会と協議したいとの考えを示しました。
また、秋田内陸線の乗車促進のため、現在スクールバスで通学している遠距離通学の生徒に、内陸線利用への変更を求めたことに対し、通学上の安全確保のため保護者等から見直しの意見が出されていた件については、「教育委員会などと協議を始めたところ」(畠山総務部長)と述べました。