2008年07月28日
コンテンツ番号2201
バイオマスタウン構想基本方針を決定
(2008.7.28)
第2回北秋田市バイオマスタウン構想策定委員会(谷田貝光(みつ)克(よし)委員長=秋田県立大学木材高度加工研究所所長・教授、理学博士)が7月28日(月)、市役所で開催され、バイオマス種別ごとの賦存量、特性、利用状況を踏まえた課題と今後の対策を構想の基本方針として確認、決定しました。
会議に先立ち、谷田貝委員長が「今回は構想の基本方針を決定したいので委員各位の積極的なご提言をお願いしたい。」とあいさつ。 はじめに事務局から北秋田市のバイオマスの賦存量と利活用の状況について説明があり、特に堆肥化と木質系バイオマスの燃料化について先進事例が示されました。
続いて、各種バイオマスの賦存特性や利活用の課題を踏まえながら▽家畜排せつ物、製材工場残材、食品廃棄物の利活用を優先する。▽未利用バイオマスの林地残材、農作物非食用部の利活用を優先する、とした基本方針について説明があり質疑が行われました。
委員からは「採算の見通しはだいじょうぶか」「運搬コストが大きくなるのでは」「収集の体制整備が必要」「目標年次を明確にすべき」「雑草の利活用も考えるべき」「不確定要素があり100%目標設定は心配」などの質問、意見が出されました。
事務局からは、「今後事業化していくにあたっては具体的な採算計画や目標年次を設定して進めていかなければならない。委員の意見を事業化計画に反映させていきたい。」などと説明があり、基本方針が決定されました。
最後に、9月に岩手県の先進地を視察し、同月第3回の委員会を開催することを確認して閉会しました。