2008年07月31日
コンテンツ番号2156
カジカ取り、水生生物観察〜川遊びで歓声
(2008.7.31)
川遊びを楽しんだ「まとびの里子ども自然村」の3日目(30日、阿仁川で)
(『川遊びを楽しんだ「まとびの里子ども自然村」の3日目』動画ダウンロード1|2)
子どもたちが短期間山村での生活を体験する「まとびの里子ども自然村」が市合川学童研修センターを拠点に29日から4泊5日の日程で開催されています。3日目となった31日(木)は、子どもたちが阿仁川での川遊びなどを体験しました。
子ども自然村は、都市部の子どもたちが合川地区に短期留学し、山村での生活を送ることで心身を鍛え、自立心を養うとともに、受け入れ農家と送り出し家庭との交流により、地域の活性化を図ることなどを目的として平成2年に始まった事業。
夏休みと冬休み期間中に実施されており、平成5年度からは、1年間留学できる「長期山村留学まとび学園」も開設されています。
昨年までは、全国から参加者を募集していましたが、今年は秋田の子どもたちにふるさとの良さを知ってもらおうと県内限定で募集したところ、小学校1年生から6年生まで36人が参加しました。参加者の内訳は、北秋田市20人、秋田市12人、大館市2人、能代市と由利本荘市が各1人、男女別では男子が22人、女子14人。
1日目は開村式の後、秋田杉のおはし作り、2日目は各班に分かれて学童研修センターでのキャンプ、地域内での里めぐり、藤里駒ケ岳登山などを体験し、最初は緊張気味だった児童たちもすぐに仲良くなりました。
この日の朝、三木田の学童研修センターを出発した児童たちは午前10時、合川橋上流の阿仁川河川敷に到着。水着に着替えた後、指導の先生から深い場所には入らないように注意を受け、準備体操をして早速、川に入りました。3年生以上は箱めがねとヤスを持ってカジカ捕り、1・2年生は網に水生生物やめだかなどを追い込んで観察するなど、初めての体験に歓声を上げていました。
カジカ捕りはほとんどの児童が初体験でしたが、要領を憶えるとたくさん捕まえる子もいて、お昼には地元指導員が用意した新鮮野菜などと一緒にバーベキューでおなかに収めました。
この日は、川遊びのあと午後3時から合川・小阿仁川流域に伝わる小正月行事「万灯火」の火を点す「ダマ」と呼ばれる仕掛け作りに挑戦したほか、夜は月見草を観察することになっています。また4日目は能代市でヨットとカヌーを楽しんだ後、夕方から研修センターの裏山で、自分たちで作った「ダマ」に火を点しミニ万灯火を体験します。