2008年06月05日
コンテンツ番号2126
消費の圏域外流出、雇用効果に期待
(2008.6.5)
マックスバリュ東北株式会社(本社・秋田市、勝浦二郎代表取締役社長)が北秋田市栄字中綱地内に建設を進めていた大型ショッピングセンター(SC)「イオンタウンたかのす」が6月5日(木)、グランドオープンし、市内外から訪れた大勢の買い物客でにぎわいました。
同施設内の店舗は、スーパーの「マックスバリュ」(食料品、生活雑貨等)を中心としてホームセンターの「サンデー」、ドラッグストアの「ツルハ」、衣料品の「しまむら」のほか、ガソリンスタンドなど18の専門店で構成されています。
敷地総面積は8万7930。商業施設全体の店舗面積は1万7414で、1,559台分の駐車場、410台分の駐輪場が用意されており、従業員はSC全体で300人(うちマックスバリュ130人)が見込まれ、同社が県北地域で展開するショッピングモールでは最大級。
このうち、核店舗となるマックスバリュ棟のスーパーマーケットとツルハは先月10日に先行オープン、その後、28日にサンデー、29日にしまむらが順次オープンしていました。この日は、100円ショップや靴、衣料品などの店舗が入るマックスバリュ棟内の専門店街とJA鷹巣町のガソリンスタンド・セルフSSが開所し、待望のグランドオープンとなったものです。
この日は、午前9時の開店を前に綴子上町大太鼓保存会のメンバーが迫力あるバチさばきで大太鼓を打ち鳴らし景気づけ。続いて、マックスバリュ東北(株)の勝浦社長、佐藤修助副市長、行列の先頭に並んだ買い物客の代表、地権者代表らでテープカットし、オープンを祝いました。
この後、佐藤副市長が、「18もの専門店が並ぶイオンタウンは、消費の圏域外への流出阻止、雇用確保など地域に大きく貢献するものと期待している」などとお祝いの言葉を述べました。
マックスバリュ棟の専門店街入口前には開店前約200人の買い物客の行列ができ、オープンの合図とともに記念品の紅白の餅を受け取って入店、広く明るい店内を一通り見渡しながら、お目当ての店で品定めをしていました。
専門店街に出店している店舗は、アミューズメントの「リスチャイルドたかのす店」、ファンシー雑貨の「Kyulala(キュララ)」、カジュアル衣料の「ヨコキチ」「ハニーズ」、100円ショップの「Seria(セリア)」、クリーニング店「宮崎ドライイオン鷹巣店」、「メガネのタカヤ」、靴店「NUSTEP(ニューステップ)」、パソコンショップ「リカバリー」、美容室「MARL(マール)」、「ドコモショップたかのす店」のほか飲食店など。入口付近には、北都銀行とJAバンクのATMが設置されています。営業時間は午前9時から午後9時まで(一部変更のある店舗あり、マックスバリュたかのす店は午後11時まで)となっています。
また、国道105号線と県道大館鷹巣線の交差点角にはJA鷹巣町が運営するセルフガソリンスタンド(営業時間7:00〜22:00)がオープンし、格安価格でドライバーを呼び込んでいました。
同SCまで歩いて5分ほどの太田集落から訪れたという60台の女性は、「すぐそばに品揃えの豊富な大型店ができ、たいへん便利になった。以前は大館市で買い物をしていたが、今はほとんど行くことがなくなった。今日も、どんな専門店があるのか期待して来た」と、出店を歓迎していました。
栄地内には、(株)伊徳(伊藤碩彦代表取締役社長、本社・大館市)が運営するSC「たかのすモール」が5月21日にオープンしており国道105号線をはさんで2つの郊外型SCが対峙、新たな商戦が展開されています。
一方、鷹巣地区の駅前・銀座通り商店街をはじめ商店会や各商店も、共通ポイントカード「DONDON(どんどん)カード」の導入や、「軽トラ市」の開催など魅力ある企画で誘客を図ろうと、懸命に努力を続けています。