2008年06月13日
コンテンツ番号2024
地元密着型接続サービス提供継続を
(2008.6.13)
北秋田市でプロバイダ事業※を行っている民間団体「秋田くまげらインターネット協議会(檜森正会長)の平成20年度通常総代会が6月13日(金)、市内のホテルで開かれ、NPO法人化への移行を踏まえた平成20年度事業計画案・予算案などを承認しました。
同協議会は、平成9年に秋田県インターネット活用型地域情報ネットワーク整備事業により、秋田県と鷹巣阿仁部5カ町村の財政的支援を受けて設立された団体。 県内でインターネット接続環境がまだあまり整っていなかった当時、鷹巣阿仁部にアクセスポイントを持つ唯一のプロバイダとして、圏域のインターネット利用推進の役目を果たしてきました。
現在では、複数の大手プロバイダが進出しているため、利用できるプロバイダの選択肢は増えていますが、唯一の地元プロバイダという気軽さや、光ファイバによる接続サービス「Bフレッツ」などにも対応していること、会員によるサポートが受けられることなどから、当初の会員数も大きく変わることなく事業が継続されています。
総会では、はじめに檜森会長が、「地元密着型のプロバイダとしてこの10年来圏域にインターネット環境を提供する役目を果たしてきた。IT業界の動きは早いが、NPO法人化を図るなど組織を再編しながら今後もサービス提供に努めてまいりたい」などとあいさつ。
このあとの議事では、事業報告、収支決算が報告されたあと、接続設定サービスの実施、インターネット利用講習会の開催、無料接続キャンペーンの実施などの事業を内容とする事業計画案、収支予算案を承認しました。
同協議会は、できるだけ利用者に低価格でのサービスを提供するため、これまで全て会員によるボランティアで運営されてきました。しかし、将来的に運営を継続するためには、現状のままではいずれ支障が出てくることから、今後協議会をNPO法人化し、接続サービス以外の事業による収益で人件費などをまかないたい、としています。そのため今年度は、協議会とは別にNPO法人を設立、過渡的に業務の一部をこの法人に委託し、その後、環境が整い次第協議会からNPO法人への完全移行を行う計画です。
くまげらネットでは、月額980円から利用できます(ダイアルアップ・フレッツISDN・フレッツADSL)の場合。)。詳しくはこちらをご覧ください。
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※プロバイダ事業
インターネット接続を業者。略称「ISP」。電話回線やISDN回線、データ通信専用 回線などを通じて、顧客である企業や家庭のコンピュータをインターネットに接続するの が主な業務。