2008年06月14日
コンテンツ番号2021
沿道を埋める市民、天皇皇后両陛下をご歓迎
(2008.6.14)
北秋田地域振興局に御到着になり、市民の歓迎に手を振って応えられる天皇皇后両陛下
第59回全国植樹祭へのご臨席のため、天皇皇后両陛下が6月14日(土)、北秋田市を御訪問になり、市民が日の丸の小旗を振って歓迎しました。
このたびの両陛下の御訪問は、15日に県立北欧の杜公園で開催される第59回全国植樹祭へご臨席し、併せて地方事情等を御視察されることが目的。両陛下はこの日の朝、羽田空港を特別機でご出発になり、午前11時30分過ぎに大館能代空港に御到着になられました。
天皇皇后両陛下の北秋田市への御訪問は、昭和36年の秋田国体で昭和天皇、香淳皇后両陛下が鷹巣中学校に設けられたバレーボール会場に御臨席になって以来47年ぶり。
14日の最初の御公務は北秋田地域振興局で県政概要を御聴取される予定でしたが、この日の朝、東北地方で大きな地震が発生したことから、被害状況についてお聴きになりました。
御会食の後、午後には大館市の社会福祉法人大館圏域ふくし会道目木(どうめき)更生園を御訪問。夜には大館市内のホテルで全国植樹祭レセプションに御臨席する御日程となっています。
北秋田市では、雨模様の天気にもかかわらず午前10時過ぎから、大館能代空港から北秋田地域振興局までの道路沿いに指定された集合場所に続々と市民が集まり始めました。歓迎場所は、大館能代空港、鷹巣浄水場付近、北星ボウル付近、JA鷹巣町本所付近など13カ所。
傘をさしても足元が濡れる強い雨が降る天候の下、市民らは我慢強く両陛下の車列を待ちました。朝方の地震の影響で大館能代空港からの御出発も少し遅れたため、市役所に近い場所では、正午過ぎ、ようやくパトカーや白バイを先導にした車列が姿を見せました。車列が近づくとともに、市民らは日の丸の小旗を振って歓迎しました。
御料車の沿道側には美智子皇后がお座りになっており、にこやかに微笑まれながら手をお振りになる姿を目の当たりにし、多くの市民も感激していたようすでした。
地域振興局での公務を終えられた両陛下は、大館市に向けて午後2時頃ご出発(→ご出発のようす:動画)。大館市までの市内の移動区間は、四渡バス停付近、湯ノ岱温泉付近をふくめ19カ所が設定されており、午後には雨もあがったことから、さらに多くの市民が沿道で両陛下を歓迎しました。
寺田県知事の歓迎のあいさつに耳を傾けられる天皇皇后両陛下(大館市の秋北ホテルで)
大館市の秋北ホテルで行われた全国植樹祭レセプションでは、天皇皇后両陛下も御臨席され多くの招待者とともに懇談されました。
はじめに寺田知事が、この日の朝起きた地震のため大館能代空港で両陛下をお迎えできなかったことをお詫びしながら、「秋田県は幸い大きな被害がなく天皇皇后両陛下をお迎えして全国植樹祭を予定どおり開催できることに感謝したい。会場の北欧の杜は秋田の豊かな自然を象徴するように広大な緑に囲まれており緑の大切さを発信していきたい。本日は正真正銘の比内地鶏をご賞味いただきたい」などと歓迎のあいさつ。
全国植樹祭大会会長の河野洋平衆議院議長による乾杯の発声ではじまった懇談会では、天皇皇后両陛下は、主な招待者に親しく声をかけておられました。
両陛下は、明日15日午前、大館市から全国植樹祭会場の北欧の杜公園に向かわれます。市民の皆様には、集合時間と場所を記載したチラシを配布していますので、その時間に合わせ集合していただきご歓迎をお願いいたします。