2008年06月21日
コンテンツ番号2011
若者パワーで商店街を元気に
(2008.6.21)
県立鷹巣農林高校(那須正美校長、生徒数272人)の「大綱引き大会2008」が6月21日、鷹巣駅前・銀座通りで開催され、歩行者天国となった商店街が若者パワーであふれ返りました。
このイベントは、地元商店街を高校生の力で元気にしたいと同校生徒会(浅野大輔会長)が中心となって企画・運営したもので今年で7回目の開催になります。実施にあたっては、生徒一人ひとりが社会での「生きる力」や、多様な課題に柔軟にかつたくましく対応していくための自立心や勤労観の発達を支援する秋田県教育委員会の「キャリアアドザイザー事業」を活用しました。
大会は、男子が各クラス別に6チームを編成、これにJA鷹巣町、市商工会、スキー部保護者会、教職員チームなど社会人チームが加わって2ブロックで予選を行い、各ブロック1・2位の4チームで決勝トーナメントを行うというもの。また、女子も学年別に3チーム、これにJA鷹巣町の女子職員チームが加わり、トーナメント戦で女の戦いを繰り広げました。
開会式では、那須校長が「大会は、君たちの先輩が市に何かできることはないかと考え始まったもの。今年も大会を開催できたのも商店街をはじめ地域の皆さんのおかげ。その気持ちに応え、未来の北秋田市を引き寄せるつもりで大会に臨んでほしい。3年生はこれから進路を考えるにあたっては、ふるさとに何を還元できるのか考えてほしい」などとあいさつ。
また来賓の津谷永光県議会議員、岸部市長がそれぞれ「スキーや弓道、写真など部活での活躍、昨年の豪雨災害でのボランティア活動、植樹祭でのお手伝いなど地域から大きな評価を得ている。この綱引き大会でも、思う存分若さで地域に元気を与えてほしい」などと激励しました。
綴子大太鼓の合図とともに試合が始まると、生徒同士、社会人同士、また生徒対社会人と、各ゲームに熱戦が繰り広げられ、沿道から見守る観衆が熱い戦いに大きな声援を送っていました。
予選終了後のお昼の時間帯に行われたのは、早食いを競う「フードファイト」。大食い自慢の生徒が商店街の飲食店から提供された洋菓子や大盛りとんかつ定食の早食いの挑戦、早く食べ終わった順に提供された店の紹介と食後の感想を述べるというもので、商店のPRに一役買っていました。
路上では、ポップコーンなどの模擬店や生産した花や野菜の販売コーナーも出展。同校の実習農場などで栽培されたミニトマトやマイタケの菌床などが販売され、早い時間に売り切れていました。また、商店街のアーケードの支柱を利用して写真部の代表作を展示する街角ギャラリーも設けられ、高校生らしいフレッシュな感覚の作品に訪れた人たちが見入っていました。