2008年06月27日
コンテンツ番号2007
15年ぶりに全校着付け大会復活
(2008.6.27)
米内沢高校(佐々木潤子校長 生徒数126人)の伝統行事として以前まで行われていた全校着付け大会が6月27日に15年ぶりに復活しました。
米内沢高校の着付け大会は、昭和23年に家庭科が設立されたことを契機に最初は家庭クラブの行事として始まりました。家庭科の教員が「授業でせっかく縫い上げた和服を正しく美しく着てほしい」として着付け大会を実施しました。
昭和36年には、全校行事として第1回全校着付け競技会を開催。当時の着付けブームの先端となる活動にテレビや新聞等のマスコミにも多数取り上げられました。その後家庭科は家政科と改編し、伝統行事として続けられていましたが、昭和59年に家政科が廃止されたことをきっかけに、着物を持っている生徒や保護者の減少したこともあり、平成5年に行われた第33回大会を最後に時代の流れの中で自然消滅するかたちとなりました。
佐々木校長は、「全校着付け大会は『森吉清掃登山』、『カルタ大会』と並び以前33年間続いた歴史ある伝統行事。着付け大会は他校にはない特色ある行事で、着物の良さやしぐさなどを学び日本独特の文化にふれてほしい。統合までの3年間続けて、統合しても受け継いでいきたい」とあいさつ。
着付け講師には、渡辺昌子先生(大館着付け教室主宰)招き、手順や着付けの仕方などを教えてもらいながら、練習に励んできました。渡辺先生は「引き受けて最初の練習をしたときは、大会までの限られた時間の中で本当にできるか心配でした。着物が着せられるようになったことは、皆さんのパワーと努力の賜。短い期間でここまで成長できたことは本当に素晴しい」と生徒たちを激励しました。
大会は男子が3チーム、女子が9チームが出場。モデル1名と着付け2名の3人1組で、制限時間を15分間とし、着付けに関する6項目(襟元、裾、おはしょり、背縫い等)を審査項目に、正しくきれいに着付けられるかをで審査します。
大会が始まると生徒たちは、練習で学んだ手順を確認しながら、おはしょりの整え方や帯の結び方などを気をつけて、モデル役の生徒に着物を着せていました。審査結果は下記のとおりです。
また、着付けは6月29日に開催される米高祭 Precious Time〜忘れたくないこの瞬間〜で、保護者や地域の方々に披露されます。
審査結果
男子の部
1位
1A 春日、平川、桜庭チーム
女子の部
1位
3B 川嶋、太田、萩野チーム
2位
1A 赤石、伊藤、伊藤チーム
3位
3A 北郷、浅利、松前谷チーム
チームワーク賞
2A 鈴木、加賀、松前谷チーム
和服が似合うで賞
3A 山田、明石、泉谷チーム