2008年05月12日
コンテンツ番号2227
資源循環型社会へ第一歩
(2008.5.12)
資源循環型社会の形成に向けた北秋田市バイオマスタウン構想策定委員会が、5月12日に北秋田市交流センターで開催されました。
バイオマスタウンとは、地域内において広く地域の関係者の連携のもと、バイオマス(再生可能な生物由来の有機資源で化石資源を除いたもの)の発生から利用まで効率的なプロセスで結ばれた総合的利活用システムが構築され、安定かつ適正なバイオマスの利活用が行われているか、あるいは今後行われることが見込まれる地域のことです。現在、全国141市町村(平成20年4月末現在)が構想を公表しています。
主なバイオマスとして、廃棄物系バイオマスは家畜排せつ物や木廃材や残材等、未使用バイオマスは稲わらやもみがら等、資源バイオマスはさとうきびやなたね等があり、これらを堆肥や固形燃料、バイオ燃料、電力などに変換し、資源使い捨て社会から循環型社会への移行していく構想を策定します。
委員一人ひとりに委嘱状を交付した岸部市長は「当市には、林地残材や農作物非食用部、菜の花などバイオマス資源にはたくさんある。しかし、その資源をどのように有効活用に結び付けていくかが大事。皆さんからいろいろと教えていただきよい構想となるようにしたい」などとあいさつ。
また谷田貝委員長は「地域性をおもてに出した構想を作っていきたい。グローバル化が進み地域の特性がなくなっていく中で、地域の特色を出していくことが重要。秋田県は食料自給率が全国2位でバイオマスとなる資源はたくさんある。 独自性のあるバイオマスタウンを目指したい」などとあいさつ。
今後は、市内のバイオマスの賦残量などの調査報告を受けて、変換処理の方法や利用状況の推計などをしながら 基本的な構想を策定していきます。
役職 | 氏名 | 団体名 |
---|---|---|
委員長 | 谷田貝 光克 | 秋田県立大学木材高度加工研究所 |
副委員長 | 伊藤 公夫 | 北秋田市商工会 |
委員 | 佐藤 清孝 | 鷹巣町農業共同組合 |
佐藤 登 | あきた北央農業共同組合 | |
藤島 直一 | 藤島木材工業株式会社 | |
大越 勝男 | 大館北秋田森林組合 | |
藤本 忠 | 北秋田市観光協会 | |
鈴木 正幸 | 北秋田市自治会長会連絡協議会 | |
山野内 キミ子 | 北秋田市鷹巣消費者の会 | |
伊藤 光仁 | 北秋田地域振興局 | |
佐藤 修助 | 北秋田市役所 |