2008年05月13日
コンテンツ番号2229
報道関係者を対象とした現地説明会を開催
(2008.5.13)
6月15日の開催までいよいよあと33日とせまった第59回全国植樹祭。13日(火)、報道機関を対象とした現地説明会が開かれ、県の担当者が、天皇皇后両陛下の記念式典でのお席となるお野立所の概要、当日のスケジュールなどを説明しました。
全国植樹祭は、国土緑化運動の中核をなす行事として昭和25年以来、天皇皇后両陛下の御臨席の下、全国各地からの参加を得て、両陛下によるお手植えや参加者による記念植樹等を通じて、国民の森林に対する愛情を培うことを目的に毎年開催されています。今年の第59回全国植樹祭は、「手をつなごう 森と水とわたしたち」をテーマに本市・県立北欧の杜公園で開催されます。
植樹祭のメイン会場(式典会場)となるのは、公園南側の芝生広場。ここに、お野立所や招待者の観覧席、イベント広場などが設けられるほか、パークセンター西側の樹林地には、3カ所に植樹会場が設けられています。
この日は、県の全国植樹祭推進室の担当職員が、集まった報道各社、広報担当者など約20人に、建物の概要、記念式典での取材位置、規制などについて説明。質疑応答では各記者が、当日の進行や天皇皇后両陛下によるお手植え、お手播き時の立ち位置などの詳細について質問していました。
式典会場に偉容を見せているのが、お野立所を中心として左右に配置された招待者席とその前に設けられた通路「秋田杉の回廊」の全景。両翼の幅は約100mで招待者席の座席数は450席。またお野立所は秋田の家屋の伝統様式・中門づくり。茅葺き屋根が特徴で、屋根の最高部は8.5m、延べ床面積は45、両ウイングを合わせた施設全体では県内産の集成材約100立方mが使われているそうです。
建物の設計、会場レイアウトは表参道ヒルズ(東京)や光の教会(大阪)の設計などで知られる建築家・安藤忠雄氏(東大特別栄誉教授)が代表を務める安藤忠雄建築研究所(大阪市)の設計をもとに建築されました。
当日は、お野立所に天皇皇后両陛下がご臨席になり、お野立所の前でブナ、トチノキ、秋田スギなどを市の緑の少年団の介添えでお手植え、お手播きします。また代表者記念植樹(特別招待者)や県内25市町村代表の3世代家族がおこなう3世代記念植樹ほか1万2000本以上の苗木が植樹されます。
式典で行われるアトラクションでは、「秋田の森、川、海〜豊かな恵みの循環〜」をテーマに、豊かな森で生まれた水が水田を潤しながら海へとたどり着き、再び雨となって森に帰る水の循環物語を北秋田市の小学生が力いっぱい演技します。
また、植樹行事は3エリアでの式典前参加者植樹ほか、式典中の三世代記念植樹、式典終了後の小学生らによる会場内での植樹などが予定されています。
全国植樹祭まであと33日(5月13日現在)。市内でも、各小中学校、高校の児童や生徒による音楽隊・合唱隊、演技隊、介添えの練習などをはじめ、自治会、ボランティアによる美化運動など着々と準備が進められています。
なお、5月18日には式典リハーサル、6月1日には総合リハーサルが現地で行われます。見学は自由です。植樹祭当日参加できない方もぜひご覧ください。