2008年05月25日
コンテンツ番号2302
第24回ふるさと踊りと餅っこ祭り
(2008.5.25)
前日行われた県商工会連合会主催による「おもてなしまつり」の興奮さめやらぬ鷹巣駅前・銀座通り商店街で5月25日(日)、「第24回ふるさと踊りと餅っこ祭り(和田テヱ子実行委員長)」が開催され、この日も、通りは見物客や買い物客の熱気に包まれました。
このイベントは、昭和59年、鷹巣町婦人団体連絡協議会(中嶋喜代会長)が、米の消費拡大と地域の活性化をねらいに同年10月に実施した鷹巣町婦人会フェスティバルがはじまり。翌60年に現在の名称に変わり、町商工会やJA、各地区婦人会などの協力の下、継続開催されてきたものです。
目抜き通りの約500mほどの区間は昨日と同様歩行者天国になり、駅に近い側では全県の23商工会による出展ゾーンが誘客に貢献したほか、秋田内陸線の無料列車「おもてなし列車」も運行され、阿仁地区など市内各地からの見物客で終日にぎわいを見せました。
この日は朝から霧雨が続き、出展場所は出展場所は商店街のアーケード下になりました。JA鷹巣町女性部の各支部や婦人会、ボランティアなどが手作餅の店を出店したほか、更生保護女性の会やコーラスグループなどがフリーマーケットを開店、さらに餅引き伸ばし大会や大道芸で通りは人であふれ返りました。目玉商品の餅は、お焼きやごま餅、大福餅、笹餅など種類も彩りも豊かで、午前10時の開店と同時に、飛ぶように売れていました。
また、ミニイベントとして行われた餅の引き伸ばし大会には100人ほどが参加しました。競技は、参加者が2つのチームに分かれ、10分間で2升5合分の餅をどれだけ伸ばせるかというもの。今年は、長い方の記録は39.7mとあまり伸びませんでしたが、餅の量は同じ。終了後はお汁粉として参加者に振舞われました。
この後、綴子下町大太鼓保存会の獅子踊りや大道芸、お昼過ぎからはメインステージでの民謡・歌謡ショー、レクリエーションダンスサークルによる「縄文踊り」などが見物客を楽しませました。
午前中は、イベントに合わせ人権擁護委員会による啓発活動も行われ、6月15日に開かれる第59回全国植樹祭のキャラクター「森っち」が一日人権擁護委員として街頭キャンペーンを行いました。
午後2時からのメイン行事「ふるさと踊り」のスタートを前に行われた開会セレモニーでは、和田実行委員長が、おもてなしまつりが北秋田市で開催されたことに感謝した後、「昨年はわか杉国体、今年は全国植樹祭と秋田を全国にPRするまたとない機会。県外の方におもてなしの心を伝え、一人でも多くの秋田ファン、北秋田市ファンを作りたい。皆様もぜひご協力を」と呼びかけました。
セレモニーには来賓として岸部市長、藤田了次北秋田地域振興局長、吉岡議長らが縄文人の装いで出席。岸部市長は、「今日は霧雨がふっているが、これまで雨が少なかったことを考えると恵みの雨。昨年の豪雨災害による農地の被災カ所もすべて復旧しており、むしろ洪水による肥沃な土で秋にはおいしい米ができ、まちのにぎわいにもつながる。にぎわいのある所には福が来る。今日は一日楽しみましょう」と、祝辞を述べました。
セレモニーの後、のろしの合図で始まったふるさと踊りの出演者は、婦団連ふるさと太鼓や同子ども太鼓、各地区婦人会など約10団体。それぞれ20人から40人ほどの踊り手が参加し、餅を振舞う大八車と綴子大太鼓の先導で華やかな行列が始まりました。沿道を埋める観衆は、着物姿もあでやかな踊り手や、子ども太鼓のかわいいパフォーマンスに惜しみない拍手を送っていました。