2008年05月30日
コンテンツ番号2316
森吉山ダム付替・県道比内森吉線開通式
(2008.5.30)
森吉山ダム付替・県道比内森吉線の開通式が、森吉山ダム工事事務所と秋田県の主催により5月30日(金)森吉山大橋で行われ、地元住民、関係者らによるテープカットと渡り初めで開通を祝いました。
県道比内森吉線付替え道路は、森吉山ダム建設の本体工事に先駆けて平成6年から工事が始まり、平成13年にダムサイトを迂回する根森田、桐内間、平成14年に原石運搬用道路と採石場を迂回する様田、深渡間が供用されましたが、ダム湖を横断する森吉山大橋とそれに接続する区間2.442kmが森吉山大橋の工事に合わせて進められていました。
完成した付替え道路は総延長9.378kmで、トンネル4箇所、橋梁10箇所によって接続されています。
森吉山大橋で行われた開通式では、東北地方整備局河川部長から「昨年の洪水の被害をお見舞い申し上げる。昭和47年の水害を契機に進められてきた森吉山ダムの工事も平成23年の完成をめざして順調に進んでいる。これまでの地権者等のご協力に感謝申し上げたい。県道比内森吉線の付替え道路が全線開通し、交通の安全確保や地域振興に大いに活用されるよう期待する」とのメッセージが代読されました。
また、中山敏夫県建設交通部長も昨年の洪水被害についてお見舞いした上で、「平成6年からはじめられた付替え道路の工事も地権者等のご協力により全線が開通し、奥森吉の観光にも大きく寄与するものと期待される」と式辞が述べられました。
このあと森吉山ダム工事事務所長が工事の経過を報告。森吉山ダム建設促進期成同盟会の会長である岸部市長が「工事が順調に進み関係者のご協力に感謝申し上げる。森吉山ダムは、防災はもとより観光資源としても重要。付替え道路の完成によって奥森吉へ向かう観光ルートが整備され観光客が増えることも期待される。森吉山ダムが計画どおり平成23年に完成されるよう期待する」と祝辞を述べました。
式典のあと関係者によるテープカットとくす玉開披につづいて森吉山大橋の渡り初めが行われ全線開通を祝いました。
県道比内森吉線付替え道路の工事が全区間完了したことにより、森吉山ダム湖を横断し、ダム湖畔を通って奥森吉や太平湖、比内へアクセスする新たなルートが整備されたことになり、観光コースとしての利用が期待されます。