2008年04月01日
コンテンツ番号2321
本所及び3支所、職員20人態勢でスタート
(2008.4.1)
鷹巣町商工会、阿仁森吉商工会、合川町商工会の3商工会が合併して誕生する北秋田市商工会(伊藤公夫会長)の開所式が4月1日、住吉町の市産業会館で行われ、新たなスタートを切りました。
北秋田地域の商工会の合併は、平成15年7月に合川、森吉、阿仁、上小阿仁の4商工会で合併協定書の調印まで進んだものの、本所の位置等の問題で合併には至りませんでした。 その後、森吉と阿仁が協議を再開し、平成17年4月に阿仁森吉商工会が誕生しました。市の合併後も市内に3つの商工会が存在する状況が続きましたが、平成18年11月に鷹巣と合川の2商工会の合併案が浮上したのを契機に、阿仁森吉も加わり3商工会の一本化への道が開けました。
昨年5月には3商工会の総代会・総会で商工会合併実現化計画を承認し、6月15日に基本協定書に調印。 その後、 実質的な協議を行う北秋田地区商工会合併推進協議会(伊藤公夫会長)設立され、本格的な協議をスタートし、合併に係る各業務のすり合わせや会員に対する地区説明会が行われました。
こうして合併のメリットや組織、事務体制などを説明、出された意見などをもとに協議内容を集約し、合併推進協議会の決定を経て各商工会が臨時総会で合併を承認、12月14日、3商工会の会長と立会人の岸部市長がそれぞれ署名捺印し、合併契約書を取り交わすとともに、今年3月1日には合併認可承認申請書を秋田県知事に提出し、この日を迎えたものです。
産業会館前で開かれた開所式では、はじめに北秋田地域振興局の三浦良則地域企画課長が伊藤公夫会長に合併認可書を交付。
この後伊藤会長が、「鷹巣阿仁地域は古くから一つの経済圏として人的、経済的に交流が盛んだった。しかし、人口減少や大型店の進出など商工業者を取り巻く環境は厳しく共通の課題を抱えている。3商工会を新たに捉えなおし再編することは避けて通ることのできない道だった。今後は、単に効率化やメリットを求めるだけでなく地域に密着した活動を進め、企業支援、地域振興にまい進したい」などと、意欲を語りました。
続いて、伊藤会長、佐藤吉廣、北林昭男両副会長、商工会連合会関係者、岸部市長、吉岡議長、三浦課長らにより、テープカットが行われたほか、会長、副会長の3人が北秋田市商工会の看板を序幕し、新生北秋田市商工会の船出を告げました。
この後、役員会が開かれ、役員体制などを確認したほか、市内のホテルに会場を移して開かれた祝賀会では、澤藤智弘事務局長に辞令を交付したほか、これまでの歩みを振りかえりながら、新商工会の発足を喜び合いました。
なお、新商工会の組織は本所及び3支所の態勢となり、本所には経営指導員5人を含め職員11人、3支所については、それぞれ経営指導員1人を含め職員3人が配置となり、職務にあたることになっています。