2008年04月06日
コンテンツ番号2388
春の全国交通安全運動がスタート、期間は15日まで
(2008.4.6)
平成20年春の全国交通安全運動が始まった4月6日(日)、北秋田市内各所でも交通安全パレードなどが行われ、市民に交通事故防止を訴えました。
全国交通安全運動の期間は6日(日)から15日(火)まで。運動の基本を子どもと高齢者の交通事故防止に置くとともに、全ての座席のチャイルドシートの正しい着用の徹底、自転車の安全利用の推進、飲酒運転の根絶を重点目標として展開することになっています。
交通安全パレードの出発式は、市役所前及び森吉支所前で行われ、このうち市役所前で行われた合同出発式には、鷹巣警察署をはじめ行政関係者ほか鷹巣地区交通安全協会員、交通安全母の会、市老人クラブ連合会鷹巣支部、オートバイの愛好グループ「糠沢愛輪会」などから約100人が参加しました。
式では、交通安全功労者の表彰の後、市交通安全対策協議会長(岸部市長)代理として出席した佐藤修助副市長が、「皆さんのご尽力により交通事故による負傷者も減りつつあり、成果は少しずつ上がってきているようだ。ドライバーはもちろん、市民一人ひとりが意識を高めるとともに、行政や各団体が合い携えて交通安全思想の普及に努める必要がある。全国植樹祭をはじめ今年もいろんな催しがある。期間中ばかりでなく、一年を通し啓発に努めましょう」と、運動の徹底を求めました。
続いて、戸松好造・北秋田警察署長が、「管内での4月1日現在の交通事故による負傷者数は22件、うち死亡者数は2件。また全県的に事故件数は半減しているが、多くは高齢者で、高齢者の事故防止が喫緊の課題となっている。春の運動では子どもと高齢者の交通事故防止に重点を置き、地域に根ざしたきめ細かい運動で事故防止の徹底を図るとともに、交通マナーの向上にもつなげたい」と、取り組みへ協力を呼びかけました。
この後、鷹巣地区安全運転管理者協会の篠原康夫会長が県警察本部長の交通安全メッセージを紹介、また、津谷永光県議会議員、藤田了治北秋田振興局長、吉岡興議長が激励のことばを掛けました。
式の最後には、かわいい警察官の制服姿に身を包んだ堀内健太くん(認定子ども園シャローム)、津谷昂典くん(同)、長崎すみれさん(鷹巣西小学校1年)、長崎安依南さん(同)の4人のちびっこ警察官が、「僕は横断歩道をわたります」「私は道路の右側を歩きます」などと参加者に向かって誓いのことばを述べました。
交通安全パレードは、市役所を出発し銀座通り商店街を折り返すコースで行われ、沿道の市民に交通安全を呼びかけました。
なお、改正道路交通法により、平成20年6月19日までに普通自転車の歩道通行のルール等が見直されることになっています。主な変更点は次のとおりです。
普通自転車の歩道通行可能要件の明確化(10条、63条の4)
普通自転車の歩道通行が可能になります(道路標識等で指定された場合、運転者が児童・幼児の場合、車道又は交通の状況からみてやむをえない場合)。なお歩行者には、「普通自転車通行指定部分」をできるだけ避けて通行する努力義務が生じます。
乗用車ヘルメット着用努力義務の導入(63条の10)
児童又は幼児を保護する責任のある者は、児童又は幼児を自転車に乗車させるときは、乗用車ヘルメットをかぶせるように努めなければなりません。
「もみじマーク」の義務化
75歳以上の高齢運転者の自動車運転時に高齢運転者標識(もみじマーク)の表示が義務化されます。