2008年04月21日
コンテンツ番号2422
鷹巣中央公園の桜、松栄桜並木が満開
(2008.4.21)
北秋田市内では、桜の名所として知られている鷹巣中央公園や松栄(まつさか)集落の桜が満開となり、公園を訪れる人やドライバーらの目を楽しませています。
今年は全国的に開花が早く、市内でも、最も早い市役所周辺で例年より9日〜10日ほど早い14日頃に開花しました。その後も暖かい日が続いたことから、ここ数年では連休期間に迎えていた満開時期が10日以上早くやってきました。
20日(日)、21日(月)とも正午現在の気温は20度を超えポカポカ陽気。鷹巣中央公園では、26日(土)に開会が予定されている桜祭りがまだ始まっていないものの、この陽気に誘われて大勢の市民らが花見やウォーキングで公園を訪れていました。
同公園は、観光秋田三十景の一つにも数えられる都市公園。池と樹木の景観は訪れる人を和ませ、四季を通じ親しまれています。特に春には、ソメイヨシノを中心として桜約900本が咲き誇り、大勢の花見客でにぎわいます。また、一年を通しツツジ、アジサイ、紅葉、雪景色など折々の自然の姿を満喫できます。
一方、松栄集落の桜は「松栄の桜並木」として知られています。昭和12年に大野台開発で入植した住民が入植を記念して同27年から34年にわたって植樹したもので、桜を植える前までは松の巨木が立ち並んでいましたが、その松並木は戦時中に軍用材として伐採されたため、地区の有志が心のより所にしようと、桜の代表品種であるソメイヨシノの苗木200本を植樹しました。
現在、並木は国道105号線の両側約700にわたって93本が立ち並んでおり、「桜のトンネル」が往来する車を包み込むような景観を演出しています。
桜の見ごろは今週いっぱいと予想されますが、鷹巣中央公園桜祭りを主催する市観光協会では、桜祭りを予定どおり4月26日(土)〜5月6日(火)の会期で開催することとしており、「桜を観る会」(4/27正午〜)や民謡ショー、歌謡ショーなども開かれる予定です。