2008年04月23日
コンテンツ番号2425
全国植樹祭 実施本部員・市町村協力員研修会
(2008.4.23)
植樹祭の各自の役割を確認した研修会(23日、市交流センター)
第59回全国植樹祭の開催に伴い、当日の運営や準備に携わる県職員や各市町村職員の研修会が4月23日に、北秋田市交流センターで行われました。
全国植樹祭は、国土緑化運動の中心的な全国行事として、今年6月15日、「手をつなごう 森と水とわたしたち」をテーマに約1万2000人が参加して北欧の杜で開催されます。
天皇皇后両陛下のご臨席を仰ぎ、記念植樹等を行い、国民の森林に対する愛情を培うとともに、国土の保全、森林資源の確保、環境緑化の推進等に寄与することを目的としています。
今回の研修は、県全国植樹祭推進室によって県内3ヶ所で行われており、主に全国からの参加者への接遇方法や輸送計画の確認が行われました。
はじめに、前日から当日の全体の行動計画を、前回開催地の北海道大会の輸送や式典、植樹の様子などを例にあげて説明しました。その後、参加者の受付方法や入場ゲートのチェック方法、特別招待者(国務大臣や国会議員、知事等)への対応のしかた、輸送バス計画、緊急時の対応などを細部にわたり確認しました。植樹祭には、全体で1800名余りの県職員、市町村職員、協力員などが全体の運営に携わります。
また、会場の県立北欧の杜では、式典会場となるお野立て所の建築も進んでいます。お野立て所は、表参道ヒルズ(東京)や光の教会(大阪)の設計などで知られる建築家・安藤忠雄氏(東大特別栄誉教授)が代表を務める安藤忠雄建築研究所(大阪市)の設計をもとに建築されます。秋田の民家の伝統的様式「中門づくり」のお野立所が中央に配置されており、その両翼に「秋田杉の回廊」が設けられ秋田らしさを表現しています。
当日は、お野立所に天皇皇后両陛下がご臨席になり、所前でブナ、トチノキ、秋田スギなどをお手植え、お手播きする予定となっております。また代表者記念植樹(特別招待者)や県内25市町村代表の3世代家族がおこなう3世代記念植樹ほか1万2000本以上の苗木が植樹されます。
式典で行われるアトラクションでは、「秋田の森、川、海〜豊かな恵みの循環〜」をテーマに、豊かな森で生まれた水が水田を潤しながら海へとたどり着き、再び雨となって森に帰る水の循環物語を北秋田市の小学生が力いっぱい演技します。
全国植樹祭まであと53日(4月23日現在)、市内でも市実行委員会をはじめ、各小中学校の児童や生徒、ボランテイアの皆さんなどが協力して、着々と準備が進められています。