2008年04月24日
コンテンツ番号2428
第150回秋田県市長会
(2008.4.24)
第150回秋田県市長会(会長:佐竹敬久秋田市長)の定例会が北欧の杜公園パークセンターで開かれ、平成20年度の歳入歳出予算案を決めたほか、国・県に対する要望事項等を確認するとともに、役員改選では会長に佐竹会長を再任しました。
定例会には全県13市の市長ほか事務局職員、県市町村課の職員らが出席。開催地となった北秋田市からも吉岡興議長、佐藤副市長ほか、畠山部長、松岡企画部長らが同席しました。
はじめに佐竹会長が、北秋田市で6月に全国植樹祭が開催されることにふれ、「植樹祭は秋田県をPRする絶好の機会ともなる。全国市長会長として皇居での園遊会にも参加したが、陛下からは、6月の訪問を楽しみにしている、とのお言葉をかけていただいた」、と当日出席が予定されている天皇陛下が秋田訪問を期待されているご様子を紹介。
また、「現在開会中の国会はねじれ国会といわれ、提出された法案が成立していない状態。年金や所得格差、原油の高騰など課題が累積し、地方にもその影響が波及している。地方分権改革には大切な時期を迎えているが、分権は地方財政とセットでないと立ち行かななくなる。地方からの要望を声を大にして届けたい」などとあいさつ。
岸部市長、吉岡議長の歓迎のあいさつのあと、議長に岸部市長を選出。議事では、歳入歳出の総額を4321万円とする一般会計予算案、東北市長会総会開催準備金特別会計予算案などを審議・可決したほか、国・県に対する要望事項、重点要望事項の確認では、27の継続要望事項と5つの新規要望事項を確認しました。
継続要望事項では、「地方財政基盤の充実強化について」(秋田市、北秋田市など6市から提出)、「医師養成・確保と地域への均衡ある医師配置について」(能代市、北秋田市など4市)、「交通整備の整備促進について」(横手市、北秋田市など7市)、「空港整備の促進と利便性の向上について」(大館市、北秋田市など4市)などが、新規要望事項では「児童福祉施設最低基準の見直しについて」(秋田市)、企業立地促進法による支援措置の拡充について」(能代市)などが市長会として取りまとめられています。
さらに、本市と鹿角市が提出した「医師養成・確保と地域への均衡ある医師配置について」など10項目が重点要望事項として取り上げられています。
要望事項の審議ではこのほか、後期高齢者医療制度がスタート時点で混乱が生じたことについて意見が出され、佐竹会長は、「秋田県でも県医師会から制度の見直しについて声が上がっているが、広域連合にも自治体にも裁量権がなく、窓口となる市町村にも一部責任が転嫁されている状態。課題をすべて国の責任で解決してもらうよう要望していきたい」、と述べていました。
役員改選では、会長に佐竹秋田市長を再任したほか、秋に開かれる次期開催地を仙北市と決定。また20年度の県市町村職員海外研修団の団長には、岸部市長が決まりました。
定例会終了後、各市長は北欧の杜公園に建設中のお野立所ほか全国植樹祭式典会場と大野台工業団地、大太鼓の館を見学しました。