2008年04月24日
コンテンツ番号2432
あきたリフレッシュ学園
(2008.04.24)
4月24日、県の委託事業である「あきたリフレッシュ学園事業」の拠点となる市の学童研修センターを寺田県知事が訪れ、施設の状況や周辺の環境などを視察し、開設されるあきたリフレッシュ学園の発展を期待し、看板の除幕を佐藤修助副市長とともに行いました。
あきたリフレッシュ学園は、北秋田市で平成5年から実施している山村留学まとび学園と連携し、県内のみならず全国から、何らかの理由で不登校、引きこもりの状態にある小・中学生を対象に、秋田の大自然の中で自分の考える自由時間を過ごしながら、心身共にリフレッシュさせ、自然体験や農作業体験を通して自分自身の力で学ぶ機会を多く持ち、コミュニケーション能力の向上、学校復帰を図りたいと目的で実施されるもので、秋田のよさを全国に発信したいとの目的で実施されるものです。 この事業は全国でも例がなく秋田県が先験的に取り組むものです。
視察に訪れた寺田県知事は、佐藤修助副市長らから施設の準備状況の説明を受けるともに、隣接するまとび学園で生活する子供たちの生活状況、施設前に広がる公園の東北屈指のあじさいの開花など周辺環境の素晴らしさを聞き、学園の学んだ子供たちが秋田を第二の故郷としてもらい、全国に秋田を発信したいとの期待を述べていました。
○事業名
「あきたリフレッシュ学園事業」(事業年度20年度〜22年度) (政策名「個性と創造力を育む教育の推進」、施策名「地域が支える青少年の健全育成」
○事業概要
県の委託事業でまとびの里・学童研修センター内に開設された学園。何らかの理由で不登校、引きこもりの状態にある児童生徒を対象に、自然体験や学習面を充実させ、心身をリフレッシュしてもらう。学長は前秋田公立美術工芸短期大学学長で作家の石川好(よしみ)氏。現在、県の指導員が配置され、具体的な事業計画を策定中(定員は30名で、受け入れは6月から)。
○担当
教育委員会生涯学習課社会教育班
○事業の委託先を北秋田市にした理由
北秋田市にある学童研修センターと連携して実施することにより、ハード面のコストが削 減できる。また、北秋田市では平成5年より「山村留学」を行っており、受け入れのノウ ハウや活動プログラムの蓄積があり、プログラム開発のコストや人件費が削減できる。
○背景
現代社会の中で人間関係や社会にストレスを抱え、高校生や大学生になってから途中でやめてしまったり、学校へ行くことができなくなってしまう子どもが増加している。 学校は途中で「休む」ことのできないものという概念に問題があるという指摘もあり、小・中学生の時から、休みたい時に自然の中でゆっくり休み、「リフレッシュできる」体制や環境が今、必要となっている。
○事業のねらい
目標 全国の小・中学生を集め、秋田の大自然の中で自分の考える自由時間を過ごしながら、心身共にリフレッシュさせると同時に、自然体験や農作業体験を通して自分自身の力で学ぶ機会を多く持ち、コミュニケーション能力の向上を図る。
○事業内容
受け入れ期間を短期(1週間程度)、長期(1ヶ月程度)、年間とし、参加者が自分に合った期間を選択し、自然の中で様々な体験(農作業、自給自足の生活、野山を駆けめぐる、虫や草花に触れる、海や川での水遊び、スキーなどの雪遊びなど)を通して心身をリフレッシュさせるとともに、自立の心を養う。 参加した児童生徒に秋田を第二の故郷にしてもらい、秋田のよさを全国に発信してもらう。