2008年04月29日
コンテンツ番号2441
大型車両も通行可能に「市道平里線」
(2008.4.29)
本市小又字平里地内で進められていた市道・平里線の付け替え工事が竣工し、4月29日(火)、現地で竣工式と工事により完成した平里橋の渡り初めが行われました。
市道平里線は、県道比内森吉線と小又川左岸の平里集落内を通る市道平里巻渕線をつなぐ延長84.5mの路線で、うち橋梁部分が55.4メートル。旧平里橋は、昭和47年の災害で緊急復旧した橋梁で、幅員3mと狭く、また約500メートル下流の小又橋を通って集落に入る方法もあるものの、こちらからは途中に秋田内陸線の高架があるため、大型の消防車や除雪車も通れず合併以前から地元自治会等から改良が要望されていました。
市では地方道路整備臨時交付金を受けて18年度から事業に着手し、18年度は橋りょうの下部工(橋台2基、橋脚1基)、19年度は上部工と取り付け道路を整備しました。
昨年の9・17豪雨災害では、小又川の増水によって一部が被害を受けたものの、工期内に完成、3月下旬から供用を開始しています。新平里橋は、幅員7.0m、延長49mで、大型車両も通行できるようになりました。総工費は旧橋の解体を含め約2億円。
晴天の下で行われた竣工式には、市及び市議会、工事関係者、地元住民ら約50人が参列。神事のあと高田敏雄平里自治会長、近藤健一郎県議会議員、岸部市長、吉岡市議会議長らによるテープカットに続いて、地元自治会の子供たちを先頭に渡り初めが行われました。
この後、四季美館に会場を移して行われた祝賀会では、高田自治会長が「待望の橋が完成し、緊急車両も通行できるようになって安全が確保され喜びもひとしお。大切に利用したい」とお礼を述べたあと、岸部市長が「消防車も通れない不便な橋で、合併前からの懸案だった。完成によって地域の安心安全が確保できた。この橋を活用して地域の活性化にむすびつけていただきたい」などとあいさつ。また、近藤県議会議員、吉岡議長が祝辞を述べました。
新橋の開通に伴い旧橋は通行止めになり、今年度中に解体される予定です。