2008年03月08日
コンテンツ番号2499
山菜加工品味自慢大会
大館北秋田森林組合が主催する「山菜加工品味自慢大会」が3月8日、北欧の杜公園パークセンターで開かれ、最優秀賞に「山菜豆腐」を出品した鈴木グレンタさん(阿仁中村)が選ばれました。
このイベントは、山菜やキノコ類など北秋田地方ならではの「自然の恵み」を使った加工食品の開発をねらいとするオリジナルの料理レシピによる家庭料理の味自慢大会で、第59回全国植樹祭100日前イベントのプログラムの一つとして開かれたものです。
はじめに、大館北秋田森林組合の大越勝男代表組合長理事が「この大会は阿仁で取れる自然豊かな山菜を商品化して販売をし、そして新たな雇用を生み出すために開かれたもの。二次審査に残った料理はすべて甲乙つけがたい素晴らしい作品ばかり。ぜひ商品化につながることを期待している」とあいさつしました。
大会には32人から46品目の応募があり、料理レシピによる一次選考を経た7人9品目がこの日の二次選考に残りました。はじめに、応募者7名が実際に調理したものについて説明。フードプロデューサーの赤沼秀夫審査委員長をはじめ6人の審査委員や来場者の中から抽選で選ばれた一般審査委員5人の計11人が試食を行ないました。審査員の試食後、会場に詰めかけたおよそ200名の市民らも試食をし、出品された料理は瞬く間に無くなりました。
外観、食味、アイデア、商品化の可能性などを基準に審査した結果、最優秀賞には鈴木グレンタさん、優秀賞(北秋田地域振興局長賞)に若松明子さん(大館市)、優秀賞(北秋田市長賞)に加藤久子(北秋田市)さん、審査委員長特別賞に織田カチエさん(同)が選ばれました。
最優秀賞に選ばれた作品「山菜豆腐」は、すりおろした豆腐にあられ切りにして煮た山菜ミックスと卵などを混ぜ、型に入れて蒸したもの。鈴木さんは、平成4年にフィリピンから嫁がれた方で「まさか自分がという思い。普段は山菜を使った料理は作ることがないが、今回オリジナルの料理を出品した。このような賞をいただいたので、今後は山菜料理もレパートリーに加えたい」と受賞の喜びを語ってくれました。
赤沼審査委員長は「どの料理もおいしく、審査はたいへん難航した。最優秀賞を受賞した料理は、見た目や加工の仕方、豆腐との組み合わせなど良く、すぐ商品化できると思う。今回出品されたものは、手の込んだ料理というのではなく、家庭で簡単に作れる料理が多かった。普及と消費拡大のためにも良い」などと講評しました。
二次審査に選考された料理