2008年03月13日
コンテンツ番号5119
保健センター市民健康講座
市の保健協力員・介護予防ボランティア研修を兼ねた市民健康講座が3月13日(木)、市中央公民館で開かれ、市民・関係者約270人が、生活習慣病予防にもつながる健康体操でリフレッシュしました。
市では、地域保健福祉活動の普及と保健師活動協力機関として、自治会や町内会単位に保健協力員を置くとともに、介護予防ボランティアとの連携で、高齢者の健康づくりの手助けやサポートを行っています。この市民講座は、サポート役の保健協力員、ボランティア、保健師の研修を兼ね、市民にも呼びかけて開催したものです。
講師は、NHKの健康番組にも出演している、トータルフィット代表取締役で健康運動指導士の梅田陽子さん。「楽しみながら運動を続けよう!ココから体操」と題し、その場で気軽にできる健康体操を紹介しました。
講座でははじめに、梅田さんが投影機を使いながら、「生活習慣病予防・改善のためには、歩く・走る・泳ぐ、などの有酸素運動が効果的といわれる。しかし、イキイキと自立した生活を送るためには、有酸素運動だけでなく、ある程度の筋力が必要」と、足、腰の筋力をしっかり鍛えることが必要であることを説明しました。
「立つ、座る、起き上がるなどの起居動作や歩行動作には、腹筋や大腿四頭筋(太もも前側の筋肉)が関わっており、これらの筋肉を中心にトレーニングすることで、日常動作が楽になり、毎日を活動的に過ごすことができる」と、運動の大切さについて語りかけていました。
加えて、「運動不足や食生活の乱れなど生活習慣の積み重ねが生活習慣病につながる。構成労働省でも『1に運動、2に食事、しっかり禁煙最後にクスリ』と運動の大切さを第1に掲げている」と、紹介し、筋力トレーニングを行うことで、▽日常の動作が楽々▽疲れにくい体になる▽骨が強くなり骨粗しょう症の予防になる▽膝・腰の痛みの予防▽生活習慣病の予防になる、とさまざまな良い効果があることを説いていました。
また、「ストレッチングや筋力トレーニングは痛みのない範囲で行う」「グループで一緒に運動するなど楽しく取り組む」「血圧が普段より高めのときは休む、息切れや動悸がしたときは中止する」などと、安全に運動を継続するためのコツを紹介した後、会場の参加者に“ココから体操”を指導しました。
参加者は、梅田さんのゆっくりとわかりやすい指導で、肩や背中、太もものストレッチや腰ほぐしなどの動作をゆっくりと繰り返しながら、こころと体をリフレッシュしていました。
保健センターでは、この運動を健康講座や保健活動などで実施し、健康増進と生活習慣病の予防につなげていきたい、としています。
(2008.3.13)