2008年03月24日
コンテンツ番号5131
市内小学校児童たち
第59回全国植樹祭の記念式典で演技などの役割を担う市内小学校児童の合同練習会が3月24日(月)、鷹巣体育館などで行われ、演技の動きや進行、介添えの心構えなどを学びました。
式典では、市内16小学校の6年生(現5年生)がアトラクションの演技と、天皇皇后両陛下のお手播き、お手植えなど各場面での介添えの役割を担います。この日は、16校から255人が参加、鷹巣体育館に集合したあと体育館アリーナに演技隊、サブ体育館に介添え役の児童が別れてオリエンテーションを受け、練習と研修を開始しました。
演技隊が披露するのは、「秋田の森・川・海〜豊かなめぐみの循環」と題するアトラクション。水をイメージする青色の布などを使い、約8分弱の演技で、湧き出た水が川を流れて海に達し、さらに蒸発した水が最後には雨になって再び大地に戻るという自然の循環と秋田の自然の豊かさを表現します。
演出は、映像作家などとして知られ、秋田わか杉国体の開・閉会式などもプロデュースした秋田市の那珂静男さん。このほか、舞台監督の富橋信孝さん(スペースプロジェクト専務取締役)、振り付け監督の棚橋鮎子さん(たなはしあゆこバレエスクール主宰者)など指導者全員が顔をそろえました。会場では、富橋監督を中心に、指導者がマイクを使いながら、子どもたちに立ち位地や動き始めのタイミング、表現のポイントなどを指示すると、最初はとまどっていた子どもたちも何度か動作を繰り返すうちに、てきぱきとした動きで一通りの動きをマスターしていました。
また介添え役は、国旗、大会旗、県旗の3つの旗を揚げる三旗掲揚、天皇陛下のお手播き、お手植え、秋田県知事から次期会場地の福井県知事へのリレーセレモニー、大臣ほか代表者の記念植樹などの場面でお手伝いをします。
この役割を担当するのは、緑の少年団のある竜森小学校など、6年生1学年の児童数が10人未満の学校の6年生全員を中心に60人ほど。天皇皇后両陛下や大臣からお声がけも想定されることから、ご質問の場合でもきちんと答えられるように勉強しておく必要もあります。
そのため、オリエンテーションの後、さまざまな樹種の木が植えてある鷹巣農林高校の見本林に移動し、同校の先生を講師に当日植えるブナやカツラ、ヤマモミジなどを観察、さらに北欧の杜公園でもトチノキとミズキについてその特徴を学びました。
体育館に戻ってからは、他県で開催された植樹祭のビデオでを鑑賞し介添えの役割を確認。実技では、自分が受け持つ役割をしっかりと身につけようと基本動作を何度も繰り返しながら練習に取り組んでいました。
(2008.3.24)