2019年06月14日
コンテンツ番号3108
子どもたちの郷土愛を育む図書に役立ててほしい
6月14日(金)、北秋田市本庁で秋田県信用組合創業70周年寄付金贈呈式が行われ、秋田県信用組合北林貞男理事長より津谷市長に子どもたちのための図書購入費に使ってほしいと寄付金50万円の目録が贈呈されました。
目録の贈呈に先立ち、秋田県信用組合理事長の北林貞男様より、今回の寄付の趣旨として、「秋田県信用組合が創業70周年の節目を迎えた。この機会に地域への感謝の意味を込めて、未来を担う子どもたちのための図書を贈呈したい。想えば、秋田県信用組合は昭和23年にこの北秋田市で創業を開始した。当時は、戦後の混乱期であり、いろいろな企業が資金で苦しんだ時代でもある。その際にこの地域の有志の方々が私財を出してできた会社でもある。その苦労を思うと北秋田市のこの地域で創業したそのことに非常に感慨深いものを感じている。今日までバブル崩壊、リーマンショックなどの経済的ないろいろたいへんな時代があったにも関わらず、ここまで続いてこれたことにいろいろな意味で感謝を申し上げたい。今後は、100周年を迎えられるよう職員一同取り組みたいと考えている。今は小学生、中学生であっても、十年もすれば、立派な大人になる。その子どもたちが地域への郷土愛を育み、どんな困難にも立ち向かっていけるよう、また地域に貢献できる人材を多数輩出してほしいと願っている。そのために、図書を購入して人材育成に役立ててほしいと考え今回の寄付にいったものです。できれば、ぜひ、けんしん文庫として、愛着をもって利用いただければ幸いである。また、マタギ文化の日本遺産登録を目指している市の取り組みに賛同し、今回の寄付の一部をマタギ文化の紹介する書籍を購入いただけばそのことにも資することができると考えた次第です」となどと寄付の趣旨についてご説明いただきました。
その後、北林理事長より津谷市長へ目録の贈呈が行われ、図書購入費として50万円の目録の贈呈を行いました。
津谷市長より、「70周年を記念し、当市の未来をつくる子どもたちのために、郷土愛をはぐくんでほしいと多額の図書購入費の寄付をいただきたいへんありがたく思う。平成28年度に提携した地方創生の包括連携協定に基づくものでもあり、秋田県信用組合には、これまでも当市の地域の企業活動、商店や企業の経済活動に対しやさしく寄り添っていただているほか、また地域コミュニティをたいへん大事にしてもらってきている。今回、いただいた貴重なご寄附をもとに、小中学校に図書を購入しけんしん文庫を作っていきたい。また、マタギ文化についてもマタギ文庫などを検討したい。未来を担う子どもたちが読書に親しんで成長するよう今後も市として取り組んでいきたい」などとお礼を述べました