2008年02月12日
コンテンツ番号5192
6月開催に向け、準備急ぐ
今年6月、県立北欧の杜公園で開催予定の「第59回全国植樹祭」の実施計画が12日、東京都で開かれた国土緑化機構の特別委員会で承認されました。
承認された計画は、全国植樹祭秋田県実行委員会が作成したもので、植樹行事、記念式典、会場、運営、宿泊輸送、記念行事等で構成され、「豊かな『水と緑』の創造と未来への継承」をテーマに、県民協働でつくりあげる、としています。
記念式典と植樹行事への参加規模は1万2千人、県内招待者は7千5百人(公募選出3千人)が見込まれており、2千人のスタッフが運営を支えます。
式典会場は公園東寄りの大芝生広場内。ここに、秋田の伝統的な家屋に見られる中門づくりの「お野立所」、またその両翼に「秋田杉の回廊」が設けられ、秋田らしさをアピールします。
式典では、天皇陛下のおことば、国土緑化運動の表彰、天皇皇后両陛下によるお手植え・お手播き、大会宣言の採択などが行われます。また、県内全市町村からの幅広い世代が式典での植樹に参加し、水と緑の創造と未来への継承を表現します。式典終了後は、根子番楽をはじめ市の郷土芸能保存会などが出演するアトラクションが予定されています。
会場のイベント広場では、特産品の展示・販売コーナーが設置されるほか、昼食時には秋田の食材を生かしたオリジナル弁当も提供され、おもてなしの心で秋田の良さを積極的にアピールします。 また植樹行事では、水と緑を育む多様な森づくりのために、(1)ふるさとの原風景・再生の森づくり(2)親水空間・ふれあいの森づくり(3)秋田スギ・資源循環の森づくり、と「3つの森づくり」が計画され、3カ所、計3haの会場にブナやトチノキ、コナラ、カツラ、エゾアジサイ、秋田杉など1万本以上の木が植えられます。
岸部市長は、計画承認を受け、「天皇皇后両陛下のご臨席をはじめ、全国から多くの方々を迎えるこの大会を、思い出深いものとできるよう、また、秋田県・北秋田市を全国にPRできるよう取り組みを進めたい」とのコメントを発表しました。
また市では、今月22日、第4回目の全国植樹祭北秋田市実行委員会を市交流センターで開き、実施計画が承認されたことを委員に報告するとともに、6月の開催にむけて取り組むべき具体的な内容を協議することとしています。
(2008.2.12)