2008年02月19日
コンテンツ番号5221
津谷石光君が、大相撲・鳴門部屋に入門
このほど、大相撲の世界に挑戦することになった鷹巣中学校3年の津谷石光(せっこう)君が、同中を一足早く卒業し、入門が決まった元横綱隆の里の鳴門部屋(千葉県松戸市)に、2月19日、津谷君を迎えに本市を訪れた鳴門親方とともに出発しました。
津谷君は、身長178、体重134と親方と並んでもひけをとらない体格。鷹巣小学校の5・6年時は野球部に所属し、同中入学と同時に柔道部に入部、昨年夏の県総体柔道競技90超級では、その体格と特に強いと言われる腕力を生かし、全県優勝しています。
相撲経験は少ないものの、小学校の頃から大相撲の世界にあこがれを持ち、本市出身の幕内力士・豪風関の活躍なども見ながら思いを強めました。複数の相撲部屋からの誘いを受けて進路を決めるにあたっては、迷わず大相撲の世界に挑むことを決意、同部屋への入門を選択しました。
部活を終えた昨夏以降は、大館市にある大館北秋田相撲連盟の相撲場などで、鷹巣農林高校相撲部OBなどの指導を受けながら練習に励み、入門に備えました。
部屋に出発する前日の18日に開かれた同中3年生による激励会では、友人たちからエールを受け、「横綱めざして頑張ります」と応えていました。
鳴門部屋を率いる鳴戸俊英親方(本名・高谷俊英)は、現役当時、耐えるイメージから「おしん横綱」と言われた青森県出身の第59代横綱隆の里。部屋には、幕内力士の稀勢の里、若の里をはじめ力士、行司、呼び出し、床山、総勢30名が所属しています。
津谷君は部屋入り後、新弟子検査を受け、合格すると正式に力士として登録され、3月場所(会場:大阪府立体育会館)の前相撲でデビューする予定です。前相撲は正規の記録には含まれない取り組みで、序ノ口の前に取り組みが行われます。前相撲で「出世披露」を済ませると、翌場所序ノ口に上がる資格を得、本市出身の豪風、華王錦(美郷町出身)とともに、番付に四股名が載る秋田県3人目の力士になります。
3月場所は3月9日(日)から23日(日)まで。市民みんなで応援しましょう。がんばれ津谷君!
(2008.2.19)