2008年02月28日
コンテンツ番号5246
北秋田市医療整備(外来センター)検討委員会
- 盛岡外科医院
- 小林眼科医院
- 藤原医院
- たむら内科医院
- としま医院
- 遠藤クリニック
- 佐藤外科消化器科医院
- 津谷内科
- 奈良医院
- うえだクリニック
- 佐々木産婦人科医院
- 毛利整形外科クリニック
- 近藤医院
- たかのす今村クリニック
- 医療法人石川耳鼻咽喉科医院
- 児玉内科クリニック
今月6日に発足した北秋田市医療整備(外来センター)検討委員会(委員長:奈良正人)は27日、市医療基本構想で整備計画のある鷹巣地区外来センターについて、「全会一致で設置の必要はない」と岸部市長に答申しました。
外来センターについては、平成17年9月に策定した北秋田市医療整備基本構想で、市民病院の開院に合わせ、北秋中央病院跡地に「鷹巣外来センター」を整備する計画が盛り込まれています。
その基本方針は、▽北秋中央病院が新病院へ移転するため、鷹巣地区のかかりつけ医としての機能を果たすこと▽鷹巣地区の各診療所と協力した運営形態にすること▽医師の配置は3名とし、外来機能を充実させること、とし、運営については民間を主体に検討するとしていました。
検討委員会は、今月6日と22日の2回開催されました。会議では、基本構想策定時からの変更点についての資料ほか、市及び鷹巣地区の外来患者数の推計値や受診体制、鷹巣地区の個人開業医に関する資料などを参考に審議を行ないました。
その結果、検討委員会の意見は、
▽鷹巣地区は個人開業医が16あり、医療レベルの高い専門医で構成され、医療連携がなされており、非常にまとまった地区である。北秋中央病院が無くなったとしても外来患者の引き受けについては十分対応可能である。
▽鷹巣地区は1次医療が充実しており、更なる外来センターは必要ない。
▽新病院の医療機能及び個人開業医の専門診療科等を広く啓蒙していただきたい。
▽新病院へのアクセスについては、バス輸送等確保して頂きたい。なお、地域医療全体考慮の観点から個人開業医、北秋田市民病院等を回る循環バス形式が望ましい。
▽鷹巣地区外来センターは設置されないとの公報等による周知が必要である。
▽北秋田市民病院については医療レベルアップが必要であり、1次医療との連携が必要不可欠。
というものでした。
また、北秋中央病廃止にともなう跡地利用についての意見も多数出されましたが、「鷹巣地区外来センターは必要」といった意見はありませんでした。
岸部市長は、「答申結果を尊重して結論を出したい」とコメントを出しました。
(2008.2.28)