2019年06月24日
コンテンツ番号3103
医療介護の関係者の連携で地域包括ケアの進展を図る
6月24日(月)、令和元年度第1回北秋田市地域医療連携センター運営協議会が北秋田市民病院大会議室で行われました。
地域医療連携センターは、地域医療と介護の連携を図り、困難事例への対応や医療機関、介護サービス事業所の相互の連携を図るために、設置されているもので今回は令和元年の最初の運営協議会であることから、新任の委員に対して津谷市長より委嘱状を交付しました。
交付の後、津谷市長からは「北秋田市地域医療連携センターは、平成23年4月の設置から、今年度で9年目を迎えたが、主な役割は、退院後に自力あるいは家族だけでは生活を支えることが困難な方の不安を解消するため、病院や福祉施設あるいは在宅医療・介護との橋渡し的な役割を担うことであり、今後、ますます進展する高齢化社会に対応するため、その役割はことさら重要となってくる。当事業は平成26年度から、様々な事例の検証とその解消に向けた専門部会を設置し、研修会やワークショップを行い地域での課題解決のみならず、医療・介護従事者および市民の医療・介護に関する知識向上に向けて取り組んできた。このことは、在宅医療支援体制の構築につながることから、今まで以上に、それぞれの分野において課題の検討や連携体制を強化する必要があると考えている。また、昨年度は全体会において、北秋田市民病院循環器内科の佐藤誠先生による心臓病に関する市民向けの講演があったが、非常にためになったという声が多く、市民の皆様の知識向上に大きく寄与できた。市としても市民が安心してこの地域で暮らし続けていけるよう、在宅医療の推進に取り組んでいきたい」などとあいさつ。
その後、各委員の紹介、事務局紹介が行われ、会長副会長の選出が行われました。
協議の結果、会長に神谷彰委員(北秋田市民病院)、副会長に奈良正人委員(奈良医院)、齋藤浩太郎委員(北秋田市国民健康保険合川診療所)の2名が選出されました。
会長に選任された神谷会長からは、「これまで当協議会は、医療介護福祉にかかわる関係者が集まって協議する場として、様々な課題について、問題を出し合ったり、研修会を企画してみなさんの知識の向上をはかったりと成果を出してきた。今年の4月から市民病院でも、地域医療連携室、入退院支援室、医療福祉相談室、がん相談支援センターの4つを、患者サポートセンターとして一つの場所にまとめ設置することで、患者の利便性を向上を図ってきている。高齢化社会を迎えて、高齢者が多くなり、同時に、地域特有の問題もあるかと思う。今後も協議会でみなさんで話し合ってよりよい方向にしていきたい」などとあいさつ。
続いて、平成30年度事業報告として、各事業実施状況や北秋田市地域医療連携センターにおける医療連携部門・行政部門の相談受付状況などの報告があったほか、令和元年度事業計画について、協議を行い、本年度もワークショップ、研修会など認知症部会、訪問看護部会の専門部会の活動と全体での医療介護の連携の取り組みを推進しながら、さらなる地域包括ケアシステムの拡充に努めていくこととし、最近多くなってきている医療介護従事者に対するハラスメントなど様々な困難な事例についても、今後、専門部会で協議を重ね対応を検討していくことを確認し会を終了しました。
区分 | 所属 | 氏名 | 備考 |
---|---|---|---|
医師 | 北秋田市民病院 院長 | 神谷彰 | |
大館北秋田医師会 顧問 奈良医院 院長 |
奈良正人 | ||
北秋田市国民健康保険合川診療所 所長 |
齋藤浩太郎 | ||
北秋田市立阿仁診療所 副所長 |
滝澤信 | ||
事業組織の責任者 および実務者 |
北秋田市社会福祉協議会 くらし相談係 主任 |
成田啓悦 | |
特別養護老人ホーム 青山荘 生活相談員 |
千葉雅子 | 新任 | |
特定ケアハウス さわやか寮 係長生活相談員 |
後藤由佳 | 新任 | |
介護老人保健施設 ケアタウンたかのす 支援相談員 |
岩谷華子 | ||
秋田県県北地区介護支援専門員協会 北秋田市代表 |
佐藤満寿美 | 新任 | |
介護老人保健施設 もりよし荘 支援課長 |
永井直人 | ||
株式会社虹の街鷹巣営業所 居宅介護支援事業所管理者 |
千葉 純子 | 新任 | |
訪問看護ステーション はぁと 管理者 |
豊村江利子 | ||
グループホーム すいーだ 代表 |
佐藤真 | ||
公共機関関係 | 北秋田地域振興局 鷹巣阿仁福祉環境部次長 |
佐川 晃人 | |
北秋田市副市長 | 虻川広見 |