2008年01月04日
コンテンツ番号5264
岸部市長、年頭の訓示
平成20年の仕事始めを迎えた1月4日(金)、市役所本庁舎大会議室で岸部市長が幹部職員らを前に年頭の訓示を行い、「今年は新生の年。新たな気持ちで取り組みを」と、職員への奮起を促しました。
冒頭で岸部市長は、昨年9月の豪雨災害に触れ、現場での職員の復旧活動に対して労をねぎらいながら、「穏やかな新年を迎えることができたが、被災地では未だに復旧作業が続き、不自由な生活を強いられている市民もいる。今後、市道や林道など被害を受けたの早期復旧に向け、取り組みを進めたい」と、全力を傾けて災害復旧にあたる決意を述べました。
また、「ただ復旧はあくまで『元』に戻すこと。災害はいつ襲ってくるかわからない。再び起きたことを想定しながら、業務にあたって。それだけに皆さんの仕事は多くなるが、北秋田市が誕生した3年前のように、『新生の年』と思って各種事業に取り組んでほしい」と訴えました。
さらに、「市では300以上の被災カ所があったが、いずれも復旧工事の実施設計を終え、今月中にも発注できる見込み。復旧のための支出は大きく、財政にも影響するが、ある意味では(民間での)経済的な活性化につながっているともいえる。『災い転じて福となす』とも言うが、良い方向へつながっていると見ることもできる」とし、 「市民病院は昨年暮れから建設のつち音が響き、この春にオープンが予定されている大型店では、多くの雇用も見込まれるなど市全体の活力は広がっている。これを契機にさらに各種事業に積極的に取り組みたい」と、気構えを示しました。
また、6月15日に北欧の杜公園で開催される第59回全国植樹際については、「いかに市をPRできるかが勝負。当日は、地元の食材を使った弁当なども提供することになる。(市の消防出初式に出席した)県知事とも話しをしたが、昨年食品偽装問題でクローズアップされた比内地鶏も、今では『どんな味なのか』と関心が持たれている、という。話題を逆手に取って売り込むなど、積極的に市の物産などもPRするとともに、市民の思い出に残るようなイベントにしたい」と述べました。
最後に、「まずは『新生の年』の第一歩。市民サービスの見直しを図りながら、新しい市を創り上げる気持ちで取り組んで。今年もさまざまな事業やイベントに従事することになるが、また、常に市民とコミュニケーションを取りながら、誤解を与えないような仕事をしてほしい」と、市民との相互理解に基づいた、職員の積極的な取り組みを求めました。
(2008.1.4)