2008年01月20日
コンテンツ番号5350
鷹巣「幸町町内会」創立30周年記念式典
本市鷹巣地区の東中岱・西中岱の一部の世帯で構成する「幸町(さいわいちょう)」町内会(長谷川隆司会長、世帯数80、事業所数7)の創立30周年記念式典が20日(日)、市交流センターで開かれ、地区住民ら約50人が参加し、30年の節目を祝うとともに、更なる発展を誓い合いました。
同町内は、北秋田地域振興局から米代川堤防までの県道太田川口線と秋田内陸線に囲まれる地域。昭和40年代初期まではあたり一帯は田んぼでしたが、46年に北秋田地方総合庁舎(現地域振興局)が住吉町から現在地に移転、48年には現鷹巣体育館が完成、その前後から企業の事務所や住宅が徐々に建ち始め、昭和52年夏頃、20戸ほどの有志で町内会設立計画を立ち上げ、初代会長を大川磯司氏に53年8月、設立されました。現在では80世帯となり、また森吉山ダム建設による移転者も7世帯が会員となっています。
式典でははじめに、長谷川会長が、「自宅は49年に建てたが、当時は県の地方事務所や体育館、店舗などがあった程度。しかし当時から中岱橋構想があり、地域発展に大きな期待があった。1年後、初代会長となる大川さんから『10軒ほど住宅が建ったら町内会を作りましょうと言われ、その3年後に設立することとなった』と町内会設立までの経緯を紹介。
その上で、「30年はあっという間のこと。町内会で取り組んだイベントでは、インターハイとわか杉国体が印象的。59年のインターハイでは、町内会で独自に看板やポスターをつくり、設置した。昨年の国体では、前年から準備に取りかかり、プランターを設置して町内と鷹ノ巣駅前を花で飾り、喜ばれた。30年の節目を契機に、行政当局、関係各位の協力を賜りながら、住みよい町内会づくりにまい進したい」と、あいさつ。
初代大川会長ほか功労者の表彰のあと、岸部市長が、「30年を迎えられたのも、地域の絆を大切にされ、活動を続けてこられたみなさんの努力のたまもの。幸町は、中岱橋が完成すると、さらに利便性の高い場所としてすばらしい環境になる。これからもより親睦を深められ、発展してほしい」と祝辞を述べました。
また、かつて同町内に自宅があった県議会の津谷永光県議会議員が、「独身時代から結婚、子育て時代までを幸町で過ごさせてもらったが、本当に懐かしい思い出ばかり。人間として協力し合う気持ち、また親として社会人として大切なものを幸町から教わった。30年を機に、より絆を強められ、発展することを期待する」とお祝いのことばを述べました。
この後の懇親会では、30年の歴史を写真とともにまとめた記念誌を手に、それぞれのテーブルで思い出を語り合いながら、30年の節目を喜び合っていました。