2008年01月28日
コンテンツ番号5393
第1回市民病院指定管理者選定委員会
(2008.1.28)
平成21年10月に開院を予定している北秋田市民病院の第1回市民病院指定管理者選定委員会が1月28日、市役所で開かれ、岸部市長から8名の選定委員に委嘱状が交付されたほか、具体的な選定作業の進め方や今後のスケジュールについて協議を行ないました。
選定委員会は佐藤修助副市長と部長など市役所から4名、地域の医療関係者から4名、計8名で、委員長は佐藤副市長となっています。
指定管理者制度とは、これまで、公の施設の管理を自治体が外部に委ねる場合は、相手先が市の出資法人や公共的団体などに限られていましたが、今回の指定管理者制度の導入により、民間事業者を含む幅広い団体に委ねることができるようになりました。
公の施設とは、住民の福祉を増進する目的をもって、住民の利用に供するために地方公共団体が設置する施設のことで、公園、運動場、体育館、文化施設、社会福祉施設、観光施設などが代表的なものです。市役所などは行政の事務所にあたるので、該当しません。
指定管理者制度は、多様化するニーズに効果的、効率的に対応するため、公の施設の管理に民間事業者の有する能力を活用しつつ、住民サービスの向上を図るとともに、管理運営費の削減等を図ることを目的とするものです。
現在、市内の医療機関では、人口減少など様々な要因により入院と外来患者数が減少傾向にあることから、建設工事が進められている北秋田市民病院は、既存の厚生連北秋中央病院、公立米内沢総合病院、市立阿仁病院の3病院の入院診療機能を集約し、より専門的かつ高度な医療を提供できる新病院として整備しています。これにより、鷹巣阿仁医療圏のみならず周辺市町村の中核病院と、保健・福祉事業や診療所等との機能分担と連携による一貫した地域包括医療体制を構築し、臨床研修機能、急性期医療、地域医療支援機能の役割を果たすことから、市民待望の病院として期待されています。
建設地は、北欧の杜がある市内下杉、敷地面積約12万、建築面積8427、延床面積2万4947 、建設費88億7456万8千円の地上4階、地下1階となっています。
また、標榜診療科目数は21科(内科、呼吸器科、消化器科、循環器科、小児科、精神科、外科、整形外科、脳神経外科、心臓血管外科、産婦人科、眼科、耳鼻咽喉科、麻酔科、泌尿器科、放射線科、歯科口腔外科、神経内科、皮膚科、リハビリテーション科、形成外科)で、病床数は320床(一般272床、精神40床、結核4床、感染症4床)、主な医療提供機能は救急医療体制、がん医療、リハビリテーション医療、精神医療、結核医療・感染症対策、地域医療支援病院機能、臨床研修指定病院機能、地域災害拠点病院、へき地医療拠点病院機能、人工透析治療、情報システム導入、健診センター機能となっています。
1階は一般病棟、外来部門(内科、外科、小児科)、救急部門、放射線部門、レストランなど、2階は精神科病棟、外来部門(婦人科、泌尿器科)、精神科デイケア、リハビリテーション、小児療育、健診センターなど、3階は一般病棟、デイルーム、手術室など、4階は一般病棟、デイルーム、婦人科病棟などとなっています。