2019年06月26日
コンテンツ番号3100
今年度の事業計画などを承認
令和元年度の第1回北秋田市地域公共交通活性化協議会が、6月26日(水)に市役所本庁舎で行われ、今年度の事業計画や予算などについて協議しました。
地域公共交通活性化協議会は、地域公共交通の活性化および再生に関する法律に基づき設置されており、少子高齢化や人口減少といった現状を踏まえて、時代に即した交通システムのあり方等を協議するものです。会長は市長が務めています。
この日の協議会では、はじめに津谷市長が「昨年度は、市街地循環バスの実証運行のほかに、市民病院のバス待合環境の改善やバス&ウォークなどのソフト施策についても実証してきたところである。また、市街地循環バス実証運行については、一定程度の市民ニーズを確保できたため、より利用しやすい運行を目指して関係機関の協力を得ながら使用車両及び運行形態についても検討していきたい。活発な意見交換をもとに、地域の公共交通の活性化が図られ、活力ある地域活動が展開されることを期待する」などとあいさつしました。
このあと、平成30年度の決算、令和元年度の事業計画と予算、生活交通確保維持改善計画(地域内フィーダー系統確保維持改善計画)が提案され、すべて原案のとおり承認されました。
このうち、令和元年度の事業計画では「既存交通サービス資源の活用対する調査検討」、「市民病院等待ち合い環境改善に向けた協議、調整、改善方針の検討」、「地域公共交通利用促進イベントバス&ウォークの実施」、「運転免許証返納者を含む高齢者対策の検討」の利用促進事業が提案されました。
委員からは「バス停の標識に簡素な路線マップを付けるべき」などの意見が出され、事務局は「利用する方は高齢の方が多いため、わかりやすい仕掛けを検討していく」などと答えました。
最後に、平成28年度から実施している「鷹巣市街地循環バス実証運行」について報告事項が述べられました。実績報告と運行状況分析結果等について説明し「周知効果により市外からの利用客も確認され、事業が継続した場合、市内利用者のほか市外からの利用者及びJR線・内陸線利用者の取り込みなど利用者増の可能性を感じている」などと報告されました。