2009年12月05日
コンテンツ番号5504
たかのす劇団第18回定期公演
市内を拠点に活動するアマチュア劇団・たかのす劇団(三澤守一代表)の第18回定期公演「この町に・・・」が12月5日(土)夜、北秋田市文化会館で開かれ、演劇ファンらが懐かしい歌と北秋田弁いっぱいの舞台を楽しみました。
同劇団は、平成3年に同文化会館のこけら落しとして上演された劇団文化座による演劇「みちのく子ども風土記(原作:渡辺喜恵子=鷹巣出身の直木賞作家)」でプロの役者と共演した町民有志でその翌年結成されました。以来、少子高齢化や大型店進出など地域課題などをテーマに取り上げ、年1回のペースで定期公演を行ってきました。
開幕前には三沢代表が「18年前に結成し活動を続けててきたが、劇団員の平均年齢もそのまま上がってきたので、その世代の思いなども取り上げてみた。今回の舞台では、懐かしい歌もたくさん歌われる。大きな声で笑うことはインフルエンザの予防に良いそうだ。大いに笑って最後までごゆっくり鑑賞を」とあいさつ。
今回の舞台は北秋田市を思わせるある町の小さなスナック。還暦を過ぎたクラスの仲間たちが、同級会の打ち合わせをしているうちに、妻や仕事のこと、青春時代の思い出などを語り始め、さらにその思いをカラオケでの歌に込めながら半生を振り返りる、という設定。脚本と演出は代表の三澤守一さん。定額給付金などの話題も交えながら、北秋田弁でユーモアたっぷりに高齢者になりかかったかつての若者たちの思いを描きます。
自分の思いをカラオケで表現するシーンでは、「白い色は恋人の色」「帰ってこいよ」「いい日旅立ち」など40年代から50年代にかけてのヒット曲も披露され、客席からも、役者に合わせてが歌う歌声が聴こえていました。
(2009.12.5)